その日は1日ずっと雨で、長野はすごく寒くて11月並の寒さでした。
飯山インターから高速にのって、姨捨SA付近まで子供が泣き止まず、
やっと寝付いて、ホッとして運転してた。
かみさんも寝息を立てていた
長いトンネルに入って何となくルームミラーで後ろを見たら、
後部の窓に女の顔がへばりついていた。
一瞬ハッとなって、眠気も一気にふっとんで、固まってしまった。
写真とかそんなんじゃなくて、リアルな女の顔。
髪は濡れてた。
頭の中が真っ白になった。
瞬間、チャイルドシートで眠っている子供が物凄く心配になって、
かみさんに
「○○の手を握っていろ!!手を握っていろ!!後ろ向くな!!」
って叫んでた。
かみさんは何のことやら、判らなかったみたいだけど、
後ろを見るなり、子供に抱きついて、固まってしまった。
何となく冷静になってきて、高速を降りようか迷ったが、
麻績の辺はまだ山中で、とてもじゃないが、高速降りても余計に怖い。
ルームミラーをずらして、後ろを見ないようにしながら、
前方の車に追いつき、一気に松本まで走った。
ETCで料金所を抜けるとき後ろを見たが何もなかった。
その後、家に帰って、飯も食わずにかみさんと子供と3人で
震えて寝た。
自分が何を見たのかわからない。どう考えても写真じゃなかった。
マネキンの首?もしやと思って当日、事故がなかったかも
調べたけどなかった。
あれが幽霊ってもの?集団幻覚?
何か事情を知っている人います?
場所は長野自動車道の姨捨SAから麻績に抜けるトンネルです。
お払いとかしたほうがいいの?
というかあの高速にはもう一生乗らない。