引用元: ・∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part66∧∧
穴の入り口自体は斜面の下からでも見えるんだけど、普通の横穴にしか見えないらしい。
でも、実際に入り口まで登っていくと、明らかに異常だと分かるんだと。
まず臭い。
入り口の近くには鏃のようなものが散らばっていて、
そのうちの幾つかには蛙の死骸が刺さってたんだとか。
それが物凄い腐乱臭を放っていたらしい。
友達3人(仮にB、C、Dとする)は「くっせえwww」なんて言いつつ笑ってたんだけど、
Aはもう内心ビビリまくりで軽く膝が震えてたらしい。
ただ、やっぱり明らかに蛙の死骸と鏃が大量に転がってるのは異常だってことで、
その内Bも「これ、ヤバくないか?」って言い出した。AもBに同調した。
でも残りのCとDは変に強がってズカズカと、洞穴に入って行ったらしい。
なし崩し的にAとBも着いていくことになった。
洞穴は結構深くて、多分10メートル以上あったんじゃないか、とのこと。
横幅も結構広くて二人くらいは並んで歩けたらしい。
で、やっぱり中にも鏃やら、それに刺さった蛙の死骸やらが放ってあった。
肝試し特有の強がりで帰るとも言い出せずに洞穴の奥まで進んでいった。
横穴を奥まで進んでくと、さらにそこから斜め下方向に小さな穴が延びていたらしい。
大きさは、人の頭より少し大きいくらいで、「大人ではギリギリ入れないくらい」だったとか。
穴の1メートルくらい前には洞窟の両端に石の柱があって、間に注連縄が掛かっていたらしい。
懐中電灯で照らした瞬間、注連縄の白い紙垂が見えて、Aは思わず情けない声を漏らしたとか。
流石に4人とも神社なんかで注連縄を見たことはあるもんだから、
良いにしても悪いにしても、どんな由縁があれ、軽々しく触って良いもんじゃ無いと思ったらしい。
暫くみんな黙ってて、重苦しい空気が漂い始めた。
誰からともなく、「どうするよ?」なんて疑問が出たんだけど、
普段から少しDQNぶってる所があったCが、
C「いや、ここで帰るのも無い話でしょ」
なんて言い出したらしい
A「いや、マズいって。これ絶対マズいって(迫真)」
C「何が?注連縄くらい俺の近所の神社にもあるし」
B「先輩、まずいですよ!」
C「何?ビビってんの?」
D「携帯で撮るだけなら問題無いんじゃね?」
A「は?」
D「いや、穴の外から中の写真撮ってみようよ」
A&B「」ポカーン
C「よし、それ採用で」
D「じゃあ撮って。どうぞ」
C「俺が撮るのかよwwおまえ撮るんじゃないのかよww」
みたいな流れで、Cが携帯で穴の奥の写真を撮ることになったらしい。
(提案者のDは土壇場でビビって断固拒否してCが撮ることになった)
Cは注連縄を跨いで穴の前まで行った。
Cはそれを見た瞬間悲鳴あげて注連縄の後ろに下がった。
残りの三人も近くまで来て穴を覗き込んでいたから、4人ともそいつを直視してしまったそうだ。
懐中電灯の先に移ったのは、ミイラみたいカサカサに乾いた茶褐色の人間の顔で、
唇も眼も無くて眼窩は真っ黒。そいつが穴から這い出してきたらしい。
4人とも一瞬呆然となってそいつを見つめてたらしい。
その時、Aは直感的に
「こいつが『よりかたさま』なんだ」
と思ったそうだ。
ミイラみたいな顔の下に続いてるのは蛇みたいな細長い体で、
変にねじくれた尻尾が二股に分かれてたんだとか。
4人とも固まってたのは一瞬で、次の瞬間には大声を上げて洞穴の出口に向かって走り出したらしい。
Aは一度だけ後ろをチラっと振り返ったんだけど、
そいつは注連縄の向こうから動かずにジッとしてたらしい。
真っ暗で顔は良く見えなかったはずなんだけど「俺を見てニヤッと笑った気がした」んだとか。
そんで4人は這う這うの体で洞穴から飛び出て斜面を転がり落ちながら降りたらしいんだけど、
そっから記憶が曖昧で、気が付いたらAの実家の部屋で目を覚ましてたらしい。
Aの母親が言うには年明ける前くらいに、4人で青白い顔してフラフラ帰ってきたんだとか。
母親も、おかしいと思って声かけたんだけど、4人は無視して部屋に入ってったんだとか。
お前らが体験した人に言っても信じてもらえない実話ってある?
【閲覧注意】2ちゃんねるの怖い話教えて
【洒落怖】竹林で・・・
【有名な怖い話】八尺様
【有名な怖い話】鹿島さん
【心霊体験】山にまつわる怖い話 -西瓜-
【閲覧注意】いじめられっ子の復讐 -サンドイッチをカツアゲしたら・・・-
【洒落怖まとめ】中学で好きだった子がレイプの末、自殺してしまったんだが
【オススメ記事】カーテンの向こう側には・・・【2chの怖い話】
【洒落怖】実家に帰省した時の話。←オススメ記事