先月メイク変えをしたのですが、自分で言うのも変だけどすごく可愛く仕上がりました。
女の子っぽい顔立ちになったのでシャレのつもりでドレスを着せてみたら
これがまたすごく似合って可愛くて、嬉しくて毎日側に置いて眺めていました。
ある晩、いつものように人形を眺めているうちに奇妙な感情が沸いてきました。
目の前にいる人形が“自分”のような気がしてきたんです。
人形を見ている自分の存在が稀薄になって、人形である“自分”の存在が現実味を帯びていくような…
何故私が私(人形)を見ているんだろう?
何故私は私(人形)じゃないんだろう?
人形が私だとしたら、私を見ている私は誰なんだろう?
何故私の存在がふたつに分裂してるんだろう?
私は私(人形)に戻るべきではないのか?
ふと我に帰ると日付が変わっていました。
4時間近く、人形を前にしてあれこれ考えていたんです。
それに気づいてゾッとしました。
翌日、少し惜しかったけどメイクを全部落として人形を箱にしまいました。
しばらく構わないでおくつもりです。
人形を男の子として扱ってた時にはそんな事は一度もありませんでした。
自分と同じ女の子という事で、過剰に自己投影してしまったみたいです。
以上です。
長文失礼しました。