奇妙な話

【ゾッとした話】幼稚園の入試試験の時の記憶

519: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/02/11(火) 04:15:55.85

みんなは生後辿って一番古い記憶っていつ頃のものかな?

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俺の場合は幼稚園の入園試験なんだ。
前後の記憶は大概おぼろげなんだけど、この時の出来事は、それこそ昨日の事のように覚えてる。
いや、正確には覚えている気になっていたと言うべきか。

前置きが長くなっても仕方ないので、その記憶について少しばかり駄文に付き合ってもらいたい。

 

520: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/02/11(火) 04:17:02.09

俺が入園試験を受けたところというのは、カトリック系の幼稚園。
別に生家が宗教をやっていたわけではなく、単純に近いという理由でその幼稚園が選ばれたそうだ。
試験の会場は、幼稚園と道路を挟んだ向かい側にある小さな教会。
もちろん教会までは親と一緒に行ったんだけど、子供だけで一人ずつ別室に通されて、
神父様(一般の幼稚園で言う園長に当たる存在に近いと思う)と面談を兼ねた簡単な試験をするという内容だった。

最初は「お名前はなんていうの?」「好きな食べ物は?」とか当たり障りのない内容だったんだけど、
少ししたら大きめの画用紙(A3くらい)を取り出して、「これは何色ですか?」って質問が始まった。
その画用紙は全面が単色で塗られていて、なんてことはない、考えるまでもない質問だと思った。
赤の画用紙が出てはその通り答え、緑の画用紙が出てはその通り答え…と特に問題はなかったんだけど、それがいつまで経っても終わらないんだ。
さすがに出てきた順番までは覚えてないものの、色は赤、緑、紫、白、黒の5種類。
この5色をひたすら答えさせられた。

 

521: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/02/11(火) 04:18:10.01

その5色の出し方も不思議で、最初のうちは満遍なくランダムで出されていたものの、回を重ねるたびに黒の出現頻度が上がっていった。
30回目くらいに達した時には、もう黒しか出なくなっていた。
「この色は何かな?」「これは何色?」「この色は?」
延々と繰り返される質問に対し、馬鹿正直に黒と答え続ける俺。
神父様は無表情のままに徐々に声を荒立て始めて、
「これは本当に黒!?」「黒に見えるのか!?」「黒かどうかもっとよく見ろよ!!」
と、気づけばもう質問の体裁を保っていない状態になっていた。

目の前の神父様は相変わらず無表情で、口もそんなに大きく開けているようには見えないのに、声はどんどん大きく、また口調も汚くなっていく。
明らかな大声なのに誰も助けに来てくれない。
一緒に来ている母親も、部屋の外で待っているはずなのに。
その状況に耐え兼ねて俺はついに泣き出してしまった。

 

522: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/02/11(火) 04:19:21.73

ここで俺の記憶は途切れる。

後に母親にこの時の事を尋ねたのだが、聞かされた話は全く異なっていた。
簡単な入園試験があったのは事実だが、会場は教会ではなく幼稚園の一室で、母親も同席していたという。
考えてみれば2歳3歳の子供が一人で面談を受ける事は考えづらいし、客観的には母親の弁が正しいのだろう。

でも俺ははっきりとその時の事を思い出せるし、今でもたまに夢に見る。

この記憶、いったい何なのかねえ…。

 

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