ご両親からは、ほぼ即死だっただろうという警察の話を教えてもらいました。
不思議な体験はその前の週の日曜日に起きました。
彼とドライブへ出かけて、家まで送ってもらって
6時くらいに別れて彼は自宅に帰っていきました。
すると、すぐ携帯に着信が入りました。彼からでした。
あれ?何か忘れてた事でもあったのかな?と思い電話に出ると
長い、とても長いまさしく断末魔のような叫び声の後
「痛い!痛い!」という叫び声。
痛い痛い。どうして、どうして、助けて、助けてと唸りのような絶叫にずっと繰り返して、
それが彼の声かどうかも分かりませんでした。でも、着信は彼の携帯からでした。
いたたまれずに彼の帰って行った道を駆け出しながら
「どうしたの?どうしたの?」とたずね続けましたが
彼は応対せず、痛い、痛いとずっと叫んでいました。
でも、やがてガハガハと何かを吐き出すような荒い息とともに
「あい、 あいし・・・」
きっと、愛してると言ってくれていたのだろうと信じています。
彼はいつも私を抱いて「愛してるか?幸せか?」って口癖のように言ってました。
そんな彼の言葉に飽き飽きしてた私はいつもぶっきらぼうに「愛してるし、幸せ」と答えていました。
その時の私は必死に「愛してる!愛してる!」そんな風に叫んでいたと思います。
やがて、「ふぅーっ」と大きい、長いため息が聞こえて、電話が切れました。
大変な事が起きてる事を察知して私はすぐに掛けなおしました。
繋がりません。
何度やっても留守電になってしまいます。
私はもうどうしようもなく道端に座りこんだまま、ずっと携帯を鳴らし続けました。
何もかもが分からず、呆然と1時間くらい座り込んでいたと思います。
彼の携帯から電話が、『ああ、まだ、まだ大丈夫』と思い。電話に出ると
平然とした声で「どうした?」と聞かれ
唖然。
結局、彼は電話などしてないと、言われました。
そりゃそうです。彼はバイクに乗っていたので電話を掛けることも出ることも出来なかった
はずなのですから。
私の家を出発してすぐの時間の発信でした。
その場では「何かの衝撃で発信してしまって、バイクの音を彼の声と勘違いしたのだろう」
ということになりました。
確かにありえない話では無いですから、私も納得して馬鹿な奴ということで、その場は収まりました。
でも、その翌週、彼は事故で帰らなくなってしまいました。偶然なのでしょうか。
考えたくないですが、彼は、あの電話のように苦しんで、
苦しんだ挙句、死んでいってしまったのではないでしょうか?
彼は、その日、携帯を家に忘れたそうです。
掛けられるわけの無い電話。きっと最期に私に電話を掛けたいという思い。
馬鹿な話かもしれませんが、時空を超えて、愛してるか?幸せか?
それを聞きたかったのだと私は今は思っています。
馬鹿ですよね。彼無しでは幸せなわけがありません。
そう信じると心が温かくなる気がします。
青山テルマの「ここにいるよ」を聞くと、私はいつも泣いてしまいます。
私はここにいるよ。どこにもいかず待ってるよ。
you know dat i love you だからこそ、心配しなくていいんだよ。
どんなに遠くにいても、変わらないよこの心
言いたい事分かるでしょ。あなたのこと待ってるよ。
ずっと愛してます。あなたといた2年半、とてもとても幸せな毎日でした。
私は、あの日から、彼と同じ場所に行こうと何度も思いました。
でも今、私は私の一生を、この過酷すぎる一生を生き抜いて、彼に会わなければならない。
彼がそうしたように、いつかやがて自分にも訪れるその日まで、一生懸命生き抜いていこうと
思っています。
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