そう言うものは遺伝する、とよく聞くが、
例に漏れず私たち兄妹もそれを受け継いでいる様だ。
引用元: ・死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?170
私の祖母は、一般的に霊とか言われるものに敏感だった。
そう言うものは遺伝する、とよく聞くが、
例に漏れず私たち兄妹もそれを受け継いでいる様だ。
私はあまり覚えていないが、母から前住んでいた家の話を聞いた。
私たち家族は、住んでいたマンションが建て直されるので、
父の知人に借家を紹介してもらった。
築3年程で、白い壁に青い屋根の袋小路に位置するその家は、
庭も広く当時私が通っていた幼稚園にも近かったので、
すぐにみんなが気に入った。
その家に住み始めてひとつき。
母が深夜におかしな音を聞き始めた。
夫は仕事、子供たちは自分の隣で寝ている。
それなのに、深夜2時をすぎると何処からか、シャララ..シャララと乾いた音が聞こえる。
夜に調べるのは怖いから、昼間に探してはみたが、
音の正体は見つからなかった。
娘を幼稚園へ送り出し、出掛けた。
買い物をし近所の友人たちとの会話に花を咲かせていたら、
気が付けば15時を過ぎている。
急いで帰宅すると、まだ、誰ひとりとして家にはいなかった。
子供たちが帰ってくる前に掃除を済ませておこう。
そう思った母は、2階に向う。
だが、2階行くと掃除どころではなかった。
2階の障子全てが破かれている!
(補足だが、うちの障子は3x6くらいの
小さい長方形がたくさん並んでいるタイプだ。
その1マス1マス全てに5つの小さな穴が空いていた)
驚いた母は、盗難にあったものはないかを探した。
だが家は、荒らされるどころか、何かが侵入した様子もない。
手の指の形あけられた穴に手をあててみると、
自分の指よりも随分と細い。
これは子供たちの悪戯だろうと思い、母は子供たちの帰宅を待った。
息子たちが帰ってきた。
母はふたりを2階に連れていって問いただす。
けれど、ふたりは言う。
「俺達じゃない」
「だって俺達じゃ1番上までとどかないし」
確かに、ふたりはまだ小学校高学年で、背伸びをしても1番上までは届かない。
「それにこの穴、俺の手より小さい」
下の方の息子が手をあてると、穴は次男の指よりも細い。
それは長男でも同じだった。
「それに母ちゃん、俺達が帰ってきたのは母ちゃんの後だろ?
俺達じゃ家にはいれない」
言われてはじめて気付く。
子供たちには鍵を持たせていなかった。
しばらくして、他にも色々と不可解なことが起こり、
この家を引っ越すことになった。
相談してみたら、この土地自体が私たちの血が合わなくて、
亡くなった人たちが助けを求めて集まるらしい。
袋小路だったことも原因して、
よくないものがそこに集まってしまった様だ。
自分たちは使っていなかった押し入れの天袋の掃除をした。
そこで前の人の忘れ物を見つける。
どうやら、おもちゃ箱のようだ。
片付けようと持ち上げると、母が毎晩聞いていた
シャララ..と言う小さな積み木のぶつかる音が響いた。
他にもこの家では色々とありましたが、長くなるので割愛します。
長文失礼しました。
好評だったのでもう1つ。
これは家には関係ない、かな?
次男が体験した話です。
兄が彼女の家に泊まりに行って来たらしい。
私が嫌味に「楽しんできた?」と聞くと、兄は苦笑しながら言う。
「あの家には絶対行きたくない」
他人をあまり悪く言わない兄の口からこんな言葉が出たことに驚き、
私は深く聞いて見ることにした。
彼女の家は古い昔ながらの日本家屋で、
噂で金持ちと聞いてはいたが、間近に見るとそのでかさに圧倒された。
「でかいな…」
兄が呆けた様に呟くと、彼女は「古いけどね」と苦笑する。
家の中は1部屋1部屋が広く、通された彼女の部屋も広かった。
部屋でのんびりすごしていると、突然彼女が真剣な表情で言う。
「あのね、私の部屋出るんだ」
「出る?」
「うん。私は実際見たわけじゃないんだけど」
彼女いわく、自分の部屋に泊まりに来た人は必ず、
何か恐ろしいものを見るらしい。
ただ彼女自身は何も見たことがないので、確証は持てない様だ。
腕がつるような感覚で目が覚めた。
起き上がろうと体に力を入れるも、
目の前な壁の様なものが邪魔をして起き上がれない。
ようやく、闇に目が慣れてきて
視界も寝ぼけた思考もクリアになると、
目の前の壁の様なものの正体が見えた。
それは兄に馬乗りになる彼女だった。
いつもはにかんで笑う瞳は、狐の様につりあがり、
唇は力を入れすぎたのか切れて血が出ている。
兄が恐怖に目を反らしたら、彼女は動物の様に唸りながら兄に噛み付いた。
歯が肩に食い込み、焼けるような痛みが体を襲う。
普段の非力な彼女からは想像できないほどの力に、
戸惑いながらも、力いっぱい突き飛ばすと、
床に叩きつけられた彼女は動かなくなった。
ただ眠っているだけだと確認して、彼女をベッドに運んだが、
兄は朝まで眠れなかった。
次の日、夜が明けると逃げる様にその家を出た。
彼女は不思議そうにしていたが、彼女の妹が一言、
「お大事に」
と言って笑っていた。
その後すぐに彼女とは別れたそうです。
兄の肩の傷は6年経った今でも残っています。
皆さん感想など、ありがとうございます!
お風呂に入る前に短い話をひとつ。
長男は私たち兄妹の中でも1番、霊感が弱く、見えない人物だ。
不思議な現象など数える程しか体験したことがない。
そんな長男が体験した話。
夜、学校の近くの神社で、兄は友人3名と、煙草をふかしていた。
深夜徘徊、喫煙、飲酒は高校生なら避けて通れない誘惑。
兄もその誘惑に負けた人間のひとりだった。
免許をとったばかりの真新しいバイクを神社のそばに止めて、
仲間たちとの会話と煙草の煙が浮かんでは消えていく。
そんな青春の1頁とも言える時間の異変に、気付いたのは兄だった。
「何か変な声聞こえないか?」
兄が尋ねる。
「は?全然聞こえないけど」
「気のせいだろ」
仲間が口々に言うが、ひとりだけ兄に賛同する。
「俺も聞こえる。唸り声みたいなの」
ひとり、またひとりと声を聞いた人数が増える。
「やばいって…」
「とりあえず出るぞ!!」
一斉に荷物を掴んで走りだす。
「コンビニ!」
誰かの声に、兄たちは神社の隣のコンビニに駆け込んだ。
この話を聞いた時に、兄から聞いた。
「皆ビビるから言わなかったんだが、神社を出る直前、
唸り声が、帰れ、と聞こえた」
あんまり怖くないですね。
長文失礼しました。
さっきファミレスのトイレ行ったらさwwwwwwwwwwwwww
【閲覧注意】2ちゃんねるの怖い話教えて
【洒落怖】竹林で・・・
【有名な怖い話】八尺様
【有名な怖い話】鹿島さん
【心霊体験】山にまつわる怖い話 -西瓜-
【閲覧注意】いじめられっ子の復讐 -サンドイッチをカツアゲしたら・・・-