これは2.3年前の話。
定職に就かずブラブラしていた俺は当時の彼女のお姉さん(ドイツ在住)
の所へ転がり込んだ。
海外で生活してみたい!!という誰にでもある願望を叶えるべく
ドイツの街をブラブラしたり写真撮ってたりしてた。
長期滞在になると、街の徘徊等も飽きてきて姉さんの家にあったPCで
ネットを始めた。
幼い頃から親族の影響でオカルト好きの俺が見る所といったら
もちろんオカルト板。日本にいるときは毎日張り付いていたので
しばらく見ていなかったオカルト板をむさぼる様に見ていた。
もちろんこのスレにも目を通していたんだが
その当時、与作の話で盛り上がってた。結構ワクワクしながら
リアルタイムで見ていた。
スレの流れがある程度おさまった所で一息つこうとタバコを取り出し
部屋外のエレベーター前まで吸いに行った。(部屋は禁煙だった)
ふとエレベータの回数を見ると13階。
別に気にもしなかったんだが、
なんか面白い事が起こったら良いなあ~なんて思いながら一本ふかしていた。
目の前から人の気配が。
高層ビルだったんで外の景色見ながらタバコを吸っていたとはいえ
誰かいればすぐ気付くし、エレベーターから自分の部屋までは通路が一つしかない。
ええ。いましたよ。前触れも無く急に出てきましたよ。多分外人と思うけど
スーハースーハー息してるの。ドキッとしてタバコ持ったまま部屋へ走り戻りました。
かぎ掛けて玄関で今のは何だったんだろう??と考えていると
部屋の奥から男の低い声で「WHY?」息を吐き出すような喋り方で
聞こえました。そんな経験したこと無かったので嬉しさ半分、怖さ半分で
2chに初カキコいたしました。それも念願の洒落コワで!
多分当時のスレにログ残ってる思うけど案の定みんなあまり相手にしてくれなかった。
当人はガクブルだけど目の肥えたオカルト住人にはよくある話だったみたいです。
でここからが話の本題。
その後は書き込みしたくても出来ない状況に陥っていました。
与作と同じ夢を。(与作スレ参照)
細かなディティール等は本人が見たものとは同じどうかは分かりませんが。。。
しかも俺が滞在していた部屋番が1313(藁
同じ13階で1313番の部屋というのが多分無意識に働いたのだろうと思い込み
あまり考えずに同居人にも出来事は伝えずその日は外出しました。
外に出て色々な風景を見てると、昨日の出来事や夢は忘れていきました。
色々探索して家路に帰ろうかと思い歩いていると色んな人がジーッと俺を見て来ます。
なんだ?昼に食ったホットドックのケチャップでも付いてんかなと思い
ショウウィンドウを鏡がわりに見ても何にも付いてないし、変な服の着こなしもしていない。
ウィンドウから目を離そうとした瞬間、視界の端に何か写りました。
見たくない。
だけど、それは
強制的に視界の半分に入ってきました。
やっぱりダメか。
面白半分で書いたりするのは。。。
もうすぐ終わるんでアップ終わったら消えます。
続き
そう、皆さんの予想通り映ったのは昨夜エレベーターで見た外人でした。
昨夜は一瞬しか見なかったんですが、なぜかその時は「あ、昨夜の外人だ」と思いました。
(雰囲気というかオーラと言うか、そんな感じ。うまく言えなくてすまね)
ウィンドウに写る俺の顔に覆いかぶさるかのように映りました。
顔は目と目が異様に離れていて黒眼が異様にデカイ。ってか黒目だけ。
それが印象的だった。
街なかでギャーってさけんjy
勝手に書き込むになるし。。。
結局
さっきの続きは街中でギャーって叫んじゃって
あわてて家に帰った。そしてドイツ語堪能な同居人兼彼女の姉さんに
ドイツの霊能者を探してもらう様に頼んだ。そういう話にうとい人だったんで
変な目で見られたけど、俺の勢いっていうか気迫に押されてしぶしぶ友人等に
聞いてもらった。知り合いに霊能者なんかいる人なんかもちろんいなく
ネットで探してもらいその日のうちに電話。隣の駅だったので、その日の夜遅くにアポが取れたので
同居人を連れて行きました。
ネットの中には、極稀に悪意のある不の力が働いている。
心霊スポットと同じ。
疲れているときや精神的に病んでいる時などに不の力に触れると
ダメになってしまうことがある。俺が見た与作の夢と幽霊wを見た事は
関係があるかは分からないが、そういうものには今は関わるな。
一応御祓いはしといてやる。って言われて両肩をもたれ、ウンジャカンジャ
お経みたいなのをかけられた。その霊能者はドイツ人。
嘘の話を見てもそういう事になるのか??と質問したところ
嘘の話だけでは、その人の悪意や良くない思いが無ければ何もならないとの事。
呪いが云々言っていた。
誰かに向けた悪意のある文章を読んだかもしくは霊章のある本当の話を読んだのだろうと言われた。
日本も外国も御祓いや霊に対する考え方は同じなんだと少し感動した。
病は気からじゃないけど、御祓いを受けた後は気分がかなり楽になった。
お礼と少しばかりの小銭を渡して帰宅しようと、同居人とマンションに到着。
13階まで上がり少しドキドキしながらエレベータを降りる。
瞬間、空気が変わった。
ゴーーーーーって言う嵐の中にいる気分だった。
同居人もこりゃ尋常じゃないと理解。
二人して部屋に飛び込んだ。走ってる途中後ろから「WHY??」
という声が。。。泣きそうになった。
速攻、さっきまでいた霊能者に電話。
でも留守電だった。何回かけても留守電。
尋常じゃない怖さでどうしていいか分からなかった。同居人の友人達に電話してもらっても
不通。
どうでもいいけど首が痛くなってきた。。。
霊能者も、友人も不通。警察しかないと思い急いで賭けた。俺は内心掛からないだろうなと思っていた。
携帯を耳に当てる同居人。コール音を聞いている。同居人の口が開いた。ドイツ語でなにやら言っている。
すぐ来てくれるって。俺達は手をとり安心した、その瞬間グオンッッッッ!!凄い衝撃がドアに走った。
次の記憶が病院のベットの上だった。手には包帯が巻いてあったことを覚えている。
後に聞いた話によると、警察が駆けつけた頃、俺と同居人は廊下から自分の部屋を
殴っていたらしい。気でも狂っているかのようだったらしい。
あまりのうるささに隣人達が通報したとの事。
どこから本当の記憶か今でも分からないのだが、俺達が警察に電話していたのも確か。
全くわけが分からなかった。
そのまま、同居人は意識が3日間戻らなかった。意識が戻ったときあれは何だったのだろう??と
彼女に聞きたかったが、全く話がかみ合わない。かみ合わないんじゃなくて
話が通じなかった。病んでしまっていた。
医者に詳しい話を聞いた知人の話によると(俺はドイツ語が分からん)激しいショックで感情のバランスが崩れたとの事。
合わす顔が無かった。俺はそのまま親が迎えに来て強制帰国。
母親が来たんだけど関口一番「またか。。。」って言われた。
「なんで??」「どういう意味」と聞いてもはぐらかされた。
「かあちゃんにまたかって言われたんだけど。。」って親族の誰に聞いても顔をしかめて
もう考えるなとしか言ってくれない。。。。気になる。。。
その後、同居人の親(彼女の親)に死ぬ程頭下げて(霊的なものは信じてなかった)
同居人が彼女の姉さんだけあってその後彼女との仲はギクシャクで終わってしまった。
噂によると元同居人は今も病院通いだとか。
まだもう少し後日談あるのだが、またの機会に。。。