767: 本当にあった怖い名無し 2010/04/25(日) 18:24:54 ID:FGttoTcU0
リフォーム屋をやっているのだが、人が住んでいない現場だと、
よくラジオを流したり携帯で音楽を流したりしながら仕事するんだ。
一人で現場に入ることが多いし、静かなのがあまり好きじゃないから、
空き家のリフォームの場合は必ず流してる。
ある日、いつのもように携帯で音楽を流しながら仕事をしていたんだ。
するとそれまで流れていた音楽が途切れ、着信音が。
壁紙を貼っていたので手が離せず、しばらく放置してたら
切れて、音楽の続きが流れ始めた。
一段落してさっきの着信を確認しようと携帯を見ると、
どこかで見たような番号。
そうだ、自分の携帯番号にそっくりなんだ。
違うのは最後の番号一文字だけで、あとは全て同じだった。
友達が携帯を変えて、番号似てるから悪戯で掛けてきたのかな?
とか思いリダイヤル。
すると聞き覚えのないおばちゃんの声が出た。
着信があったので掛け直した旨を伝える。
「携帯電話が見つからなかったもので、自宅の電話から
掛けて着信音で探そうとしたら、番号を間違えてそちらに
掛かってしまいました」
とのこと。
おばちゃんは謝ってたけど、番号が似ているし、
こういう間違い電話もありますよと伝えて電話を切った。
気付いたのは、仕事を再開しようと脚立に足を掛けた時。
おばちゃんは携帯電話を探していた。
着信音で探そうとしていた。
俺の着信履歴にあったのはおばちゃんの携帯電話の番号。