親戚のおばさんが小学生だったころ、よく同い年の友達2(AとB)人と3人で多摩川に遊びに行っていたそうです。
俺はよく知らないんだけど、昔の多摩川はところどころ、木で作った簡易的な橋があって、台風なんかで川が増水すると橋が流されてしまうらしいです。
ある夏の夜、おばさんは多摩川で遊んでいる夢を見ました。しかし、そこに友達はいなく、しばらく一人で多摩川に沿って歩いていました。
しばらく歩いていると川の向こう岸に友達の一人(Aちゃん)を発見!!
向こうもこちらに気づいたらしく
Aちゃんは「おいで・・おいで・・」と手招きしてきました。
川の向こう岸まで行こうとしたが、その日は増水していて、簡易的な木の橋は流されてしまって向こう岸には渡ることができませんでした。
そして朝が訪れ目が覚めた。夏の暑さのせいか汗をびっしょりかいていました。
いつもよりも遅く起床したため、朝ごはんも食べずに走ってが学校に登校した。
早く、友達の2人に夢の話をしたかったのだが、ホームルームが始まる時間だったため、席について先生が来るのを待っていました。
しばらくして、先生が教師に入ってきた。いつも元気いっぱいの先生なのに、今日に限ってはなにかよそよそしく、テンションが下がっていました
そして先生が口を開いた
「・・今日はみなさんに残念なお話があります。昨日の夜、Aちゃんがなくなりました。」
「・・えっ」
おばさんはとても驚き、一瞬何がなんだかわからなくなってしまったそうです。
あまりにも突然な出来事だったため、教室はシーンとなり、みんなポカーンとしていました。
先生は話を続けているうちに、次第に皆は状況を飲み込み、泣き出す子もいたそうです。
ホームルームが終わって、友達のBちゃんに昨日見た夢の話をしてみたところ
「嘘でしょ!?私もその夢と全く同じ夢を昨日見た!!」
驚くことにBちゃんも同じ夢を見て、多摩川を渡れずに目が覚めたそうです。
おばさんはいわく、あの時の川が三途の川だったのかもれないとのことでした。
>>159
どちらかと言うと、ほんのり怖い話に投下した方が良かったかも…