実家が昔小さな社宅住みだったんだけど、
その社宅の裏の方にフェンス挟んで違う会社の社宅があって(こっちはマンションくらいの規模)
そこで会った不思議な双子の話。
当時まだ小学校上がる前くらいの年齢だったんだけど、
そのフェンスの下のところにちょっと深い溝みたいのがあって、
ザリガニとかが釣れてた。
そのフェンスの下のとこが一箇所だけ少し広くなってる場所があって、
当時の未就学児くらいの大きさならやっと潜れるぐらいだったんだけど
なんか嫌な感じがしてそっち側に行くことはなかった。
ある時、そこで一人で遊んでたら双子の男の子が来た。
年は多分自分と同じくらい、フェンスの向こうから来たらしい。
お互い自己紹介して少し遊んでその日は別れた。
それから数日後、またその双子に会ったんだけど、前回聞いた名前と違った。
あれ?と思いつつもまた少し遊んで別れた。
それから、たまにその場所で会う、また名前が違う、少し遊ぶ、別れるということがあった。
そして最後にその双子に会った時なんだけど、
フェンス潜って向こうに行こうと言われた。
最初は断ってたんだけど、結局着いていくことになり、初めてそっちの社宅に行った。
その中の1棟に連れていかれ、階段を登って双子達の家に連れて行かれた。
家には誰もいなくて、その双子と話しをしてたんだけど、
ふと気づくとその双子がいなくなってた。
そしていつの間にか女の人が家の中にいた。
双子のお母さんかなと思って話しかけたんだけど、
なんか違うような雰囲気で、こちらに対して、なんというか、微妙な顔というか、をしていた。
子供ながらに気まずいような雰囲気を察してその家を後にしてフェンス潜って帰った。
それ以後、その双子とぱったり会わなくなった。
オチもなくなんかダラダラと長くなってしまったが、
今もたまーに思い出しては、あれはなんだったんだろうなと思う幼い時の出来事。