学生時代、数か月の間クラスの連中と寮生活を必ずしないといけなかった。
その時の話
その寮というか、うちの学校は昔からよく出るって言われてた
そのせいか、怪談が多かったんだよ。
その中でも、特に寮に関する階段が多かった(A棟の鏡に映る子供とか、C棟三階の謎の扉とか)
俺たちが寮生活している間にも、他のクラスのやつが寮で心霊写真撮ったりしたことがあった(霊感のある先輩に聞くと本物だったらしい)
そんなことがあったから、気味悪く思いながら、寮生活してたんだよ
寮生活が終盤になっったとき、今まで何もなかったのに急に事件が起こった
風呂上りにそれぞれの部屋でくつろいでいると、霊感のあるって言ってる奴が、急にこういったんだよ
「囲まれた…」
俺は、厨二病て思ったけど、そいつはこう説明した
俺たちが生活しているC棟2階には、1階に通じる階段が二つあるんだよ。
その両方に、幽霊が現れたんだと
なんじゃそりゃと思いながらも、少しワクワクして話を聞いた。
急に、幽霊が現れた原因は、B棟にクラスの一部のやつらが遊びに行った時にときにつれてきたからだろうといってた
そのうち、話は大事になり始めた。
こいつ以外の奴らも、階段に何かを感じるとか言い始めた
その日は、一応それだけで終わった。次の日になったら、もう幽霊はいなかったらしい。
ただ、大変なことになったのはこの後だった
>>756の続き
その後しばらく、C棟で幽霊?に関する事件が起きた
何号室の部屋から視線を感じるとか、○○の様子がおかしい等々
例のあいつは、その事件の先頭に立っていた
塩をまかせたり、結界(笑)をはったり、霊障?を治したり、他の部屋で人を寝かせたり、お前は霊感があるとか何人かの奴に言ったり等々
その他にも色々あったんだけど、めんどいから省略する
騒動が冷めて、みんなが冷静になり始めると、あいつは厨二病(笑)という扱いを受けた
まぁ、かなりとんちんかんな言動や行動したしww
そんなある日、俺はさっき言った霊感のある先輩にあいつの写真を見せた
先輩曰く、写真を見るだけで、映ってる人間が霊感があるかどうかわかるらしい
俺は、あいつがただの厨二病かどうか確かめるために、写真を見せたってことだ
写真を見た瞬間、先輩はこう言った
「この子、憑かれてるよ」
先輩曰く、あいつは霊感があるんじゃなく、幽霊?に取りつかれてるだけらしい
そのせいで、幽霊が見えるんだと。
要は、あいつが勘違いしてたって事らしい
そう考えると、一つの考えが浮かんだ
あいつのおかしな言動とか行動って幽霊のせいじゃね?