引用元: ・ 死ぬほど洒落にならない恐い話集めてみない?61
幽霊は理不尽な事で精神的に追い詰める上に訳の解らない力も使う。
そこへいくと人間のなんと脆弱な事か。
さて、俺も少し前にあった怪異について話しておこう。
五月頃に修学旅行で青森・秋田・岩手に行った。
当然、女子も男子も超うざい位に張り切っていた。
電車を途中で乗り換える時、女子の最後尾でノロノロと歩いてる奴らが立ち止まった。
先生が「どうしたんだ!速く来い!」と言いながらその女供の所へ走って行ったんだな。
そしたらいきなり女子の「あっちの人が見える」という噂の子が「先生!止まって!」と金切り声を上げた。
尚も先生は女子の所へ走り続ける。
なので、仕方なく俺と友人が先生の後に付いていった。
立ち止まってる女子の所へ行ったら、三人の女子の一人がなんか胸抑えてうずくまってるように見えた。
他の二人が心配そうに見てる中で、先生がそのうずくまってる女子に話しかけていた。すると、件の女子がいきなり
「若造が!私に何をする気だ!」と別人のような声で怒鳴った。その後俺をなんと線路に突き落としやがった。
その時、俺は「ああ、俺死ぬんだな・・・」とか思いながら落ちていた。まるで一瞬が永遠のようにも感じた。んで、女子の方に偶然目が向いて、
俺は恐ろしいものを見た。
まるで、黒い球体が円錐を出して、女子に突きたてているような。
そこまで理解して、俺は背中から線路に落ちて気を失った。
その後、運良く電車は来なくて、先生達に助けられたらしい。
ちなみに女子は、その後俺が証言した事によりそのまま恐山直行だった。
ネタではない。未だに思い出すと身震いが起こる。読みづらくても許してくれ。