怖い話

【ほんのり怖い話】隣のベッド脇のパイプ椅子に・・・

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最近ではないのですが、私が体験した話です。

215: 本当にあった怖い名無し 2016/08/20(土) 16:38:00.88 ID:cw8Y7bMQ0.net

最近ではないのですが、私が体験した話です。
前もって言いますと、あまり怖くもないし落ちもないのですが。

私は中学一年生の時に一週間ほど入院したことがありまして、その時の話です。
入院といっても緊急性のあるものではなく、赤ちゃんの時にかかった病気の後遺症が
あるかどうか検査する、というものでした。

私が入った病室はベッドがふたつしかなく、入り口に近いほうが私に割り当てられました。
隣にある窓側、部屋の奥のベッドは使われている様子はなく、シーツ等も置いてありませんでした。

検査の内容は、まず使用する薬が体に影響ないことを確認することから始まり、最後に血管の中に
管のようなものを入れて閉塞がないか調べるというものです。
ですので初日は点滴用に常時付けておく柔らかい針を腕に刺す、という内容だけでした。

当然暇ですので、初めは病院内をウロウロとしていたのですが、循環器科ということもあり
入院患者は老人がほとんどで話があう相手も居らず、すぐにすることも無くなりベッドで昼寝していました。

夕方ごろ目が覚めて、ふと人の気配がしたので隣のベッドを見ると、ベッド脇のパイプ椅子に
女性が座っていました。

紺色というか黒に近い色の着物を着ており、だまって窓の外を見て座っています。
後姿なので年齢はわからなかったのですが、私はとりあえず「こんにちは」と挨拶しました。
その人は少しだけこっちを向いて会釈しました。たぶん私より年上ではありますが子供でした。

 

217: 本当にあった怖い名無し 2016/08/20(土) 16:40:25.43 ID:cw8Y7bMQ0.net

寝ている間に隣にも入院患者が入ったのかな?と思ったのですが、ベッドにはシーツなど置いてある様子もありません。
不思議に思いつつもトイレに行きたかったのでそのまま病室を出て、用を足した後に通りがかった看護師さんに
「隣にもだれか来るんですか?」と聞くと「予定はないからひとりで使えるよ、よかったね」と言われたので
女の人がいるけど病室を間違えてるんじゃないか?と伝えたところ、「ああ、そう」と素っ気なく返事されました。

そして部屋に戻るとすぐに看護師さんたちが入ってきて、「申し訳ないけど隣の病室に移ってもらえますか?」
と言われました。女の子はその間も隣のベッド脇のパイプ椅子に座って外を見ています。

私はそのまま隣の病室に移りました。今度の病室は6つベッドがり、私以外の入院患者は全員お爺ちゃんでした。
お爺ちゃんたちは子供が珍しいのか、いろいろと良くしてくれました。

それから検査の日まで特に何事もなく過ごしましたが、トイレに行くときなどに前の病室を通ると、やっぱり
ベット脇のパイプ椅子にその女の子が座っているんです。(入院していた病院はなぜか全室ドアを常時開放していたので中が見えました)

さすがに不思議に思い、同室の人たちに隣のあの人は何なのかと尋ねましたが、全員意味が分からないような顔をして
しまいには「気味の悪いこと言うなぁ」と笑われてしまいました。
看護師さんにも尋ねましたが、「気にしなくていいの。話しかけたらだめだよ。」としか言われません。
しかしあまりにもはっきりと座っているし、なにより常時そこにいるので、私にはどうしても幽霊の類には思えませんでした。

 

218: 本当にあった怖い名無し 2016/08/20(土) 16:42:33.85 ID:cw8Y7bMQ0.net

そうこうしているうちに検査の日になり、局部麻酔を打たれて検査室に運ばれました。
検査用の管を通すのは足の付け根の部分の血管であり、切った瞬間に血が飛び上がり、とっさに先生が押さえたのも見えました。
検査が終わったと、止血するのに一日かかるので寝ていなればならない、足を曲げると止血バンドが緩むのでまっすぐ
上を向いて寝ていろと言われました。

麻酔が切れてだんだんと痛みを感じるのと、何より寝たまま尿を出すのが難しく辛かったのを覚えています。
辛いながらも夜になり、そのまま寝てしまったのですが、深夜にふと目が覚めました。
そばに気配を感じ、そちらを見るとあの女の子が私のベッド脇にあったパイプ椅子に座っていました。
そして「体を曲げると血が出るよ」と言うんです。私は寝ている間に体をかがめるような体制になっていたんです。

「あ、はい、すいません・・・」と言いつつ体制を直し、隣でじっと見られているにも関わらず、すぐにまた寝てしまいました。

朝起きると、出血は止まっていましたがシーツと寝巻が血だらけになっていました。
それからは何事もなく、2日後に退院しました。
退院するときも、やっぱり隣の病室にあの子はいたんです。彼女は何だったんでしょうか。
病院を立て直すことになり、地元である私の会社も工事のJVに入ったので、ふと思い出しました。

 

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