401: 本当にあった怖い名無し 2017/07/02(日) 11:22:06.06 ID:
男が深夜の高速道路を走っていた。
彼女が助手席に乗っていて、一緒に目的地までドライブしていた。
402: 本当にあった怖い名無し 2017/07/02(日) 11:25:13.38 ID:
トンネルが多くなる山道のあたりだったと思う。
2人はそれまで和やかに話していたが、話題が途切れた
2人はそれまで和やかに話していたが、話題が途切れた
403: 本当にあった怖い名無し 2017/07/02(日) 11:25:26.64 ID:
ふと彼女が男の方をみると、男はなにやら必死の形相をして運転している。
額には無数の脂汗がにじんでいる。
404: 本当にあった怖い名無し 2017/07/02(日) 11:27:49.53 ID:
「どうしたの?」と彼女は心配になって話し掛けるが、ゼイゼイと喘ぎ声をあげるばかりで、全く聞く様子も無い。
それどころか、男の運転する車はどんどんスピードを上げ、前を走る車を次から次に追い越していく。
405: 本当にあった怖い名無し 2017/07/02(日) 11:30:01.80 ID:
そんな不可解な爆走がしばらく続き、車はようやく目的地付近のランプを降りた。
降りた途端、「ふう・・」と胸を撫で下ろす男。
彼女もほっとしながら再び聞いた。
一体どうしちゃったの?と。
406: 本当にあった怖い名無し 2017/07/02(日) 11:37:11.24 ID:
男の答えを聞いて彼女はぞっとした。
前を走る車の後ろの屋根に、白い服を着た女性が座りずっとこちらを見ていたのだと言う。
407: 本当にあった怖い名無し 2017/07/02(日) 11:59:27.67 ID:
しかも、男がその車を追い越しても、次についた別の前の車の後ろには、同じ女性が座ってていた。
追い越しても追い越しても、その女性は別の車の後ろに座っていたそうだ。
高速を降りると、その女性は見えなくなったらしい。