怖い話

【恐怖体験談】毎晩枕元に立つ女性

洒落怖と迷ったけどこっちへ…従兄弟の兄ちゃんの話

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455: 本当にあった怖い名無し  ID:

洒落怖と迷ったけどこっちへ…従兄弟の兄ちゃんの話
俺が高校の頃なんだけど部活で遅くなったもんで近道で霊園沿いの道路を通ったのよ
そしたら背中にぞくりと悪寒を感じて耳元で何か囁かれた…ように感じた
それは気のせいではなかったらしくその日枕元に女の人が立った
夜中になんか気配を感じて目覚めた瞬間金縛りに
目線だけ動かせるから横を見たら髪が長くて服が白い…事はなくショートヘアで服装は今風だけど
凄い目つきの女の人がこっちを見下ろしながらニタニタ笑ってた
そのまま意識が遠くなり目覚めたら朝だった
それで終わりだったら良かったんだが忌々しい事にその次の日からも枕元に立ってきやがった
見てしまうとダメな気がして起きても目は開けないようにしてたけどそれでも耳元でボソボソ囁いたりしてくる
夢だと思うようにしてたけどそれが続くもんで心身共に疲れ切ってしまった
親にも同級生にも先生にも心配されたけど変な意地であれは夢だからと自分に言い聞かせて
周りの人には最近よく眠れないとしか言ってなかった
実際に起こってる出来事だとは認めたくはなかったのからなのだが
流石に4、5日も続くとこれ以上意地張るのも限界が来たもんで
親に相談しようと思ってた頃に救世主が我が家に泊まりに来た
従兄弟の兄ちゃんである

 

456: 本当にあった怖い名無し  ID:

兄ちゃんは日曜日に俺の家の近くの美術館だったか博物館だったかに行くだかで泊まりに来たはず
普段ならゲームしたり馬鹿やったりするんだが俺は疲れててまともに相手できなかったな…
兄ちゃんにも大丈夫かと言われたけど最近よく眠れないとだけ言った
兄ちゃんからは寝る時間になったら腹パンして強制的に寝かせてやると言われて
それで少し笑って気が楽になったのはよく覚えてる
それもあってか久しぶりに寝つきは良かった
事が起こったのはその日の夜中でいつものように目が覚めた
でもその日はあの気配を感じてではなくトイレに行きたくなったから
あの気配は全く感じなかったのと兄ちゃんと話して気が楽になってたのと
膀胱が悲鳴をあげてたものでトイレに行く事にしたんだがそれがいけなかった
部屋を出て廊下の電気をつけようと少し離れた電気のスイッチのところまで5、6歩歩いたら突然あの女の人が真横に立った
体は動かないけど首だけはなぜか横を向いて行ってその顔を直視させられた
あのニタニタ笑いはもう無くてなぜか知らんが明らかに憤怒の表情だった
俺の中ではいろんな感情が駆け巡ったよ理不尽だとかここで死ぬのかなとか色々ね
その時いきなり廊下の電気が付いた
同じくトイレに行こうとした従兄弟の兄ちゃんだった
その後は何を話したか覚えてないけどとにかくトイレに着いてきてもらって部屋まで送ってもらった
電気が付いた瞬間女の人も消えたからか兄ちゃんには俺以外何も見えてなかったようだった
その日はなぜか俺はもう完全に気が楽になって久々に朝までゆっくり寝られた

 

457: 本当にあった怖い名無し  ID:

次の日の朝に兄ちゃんがおかしな夢をみたと言う
金縛りにあって目を開けたらショートヘアの女の人がすごい形相で首を締めてきたらしい
絶対にあの女の人で兄ちゃんの方に行ったのかと思った
兄ちゃん曰くはとりあえず金縛りを解いて首を締められながらも
この家の人の知り合いかとかもしかしたら幽霊ですかとか色々聞いても返事なし
最後に離さないと殴りますよと聞いても返事がなかったもんで思いっきりぶん殴ったらしい
その後は馬乗りになって殴り続けたら消えたからそのまま寝たと
よく幽霊に触れたねって言ったら幽霊かは知らんが向こうが首絞めてきてるのに
こっちだってそりゃ触れるだろみたいな事言われてそんなもんなのか…って思った
兄ちゃんの中では完全に夢で片付けられてるみたいだけどあれが効いたのか次の日からは全くあの女の人が現れなくなった
ちなみに金縛りは舌打ちを繰り返せば解けるらしい
兄ちゃんの首に手の痣が…と言うこともないのであんまり怖くないな
これだけの話

 

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