趣味といえばゲームくらい、自然と服装もオタ風で、もちろん年齢=彼女いない暦だった。
人生をただ無駄に浪費していたそんな彼がある日喪男版と出会った。
衝撃が体中に走った。
そこには同じナヤミを持った喪男達が全国から集まっていた。
「なんだ、俺一人じゃないじゃん…」
今まで悩んでいたのが馬鹿らしくなってきた。
それからしばらく経ち、彼にはコンプレックスなど疾うに消えうせていた。
喪男版にいるうちに自分はそんなに不細工ではないんじゃないか?
という気持ちが身をもたげ始め、終には自分はかっこいいとまで思えるようになっていた。
すると返ってくるのは『イケメンじゃん』とか『イケメンは帰れ』などの
レスばかり。
もう彼の自信はゆるぎないものとなった。
喪男版の本当の恐怖を知らないまま…
次の日の朝、彼はいつもよりはやく家を出た。
世界が違って見えた。足取りも軽やかだった。
すると目の前をクラスの女の子が歩いているのが見えた。
「ようし、ここは爽やかにおはようのあいさつだ」
彼は突然の挨拶に少し戸惑いながらも『お、おはようっっ』と返事をするその子を
想像した。それは普通ならごく当然のことだった。
そして彼は少し小走りし始めながら彼女との距離を詰めていった。
すこし心臓がドキドキしてきた。
「なに、簡単なことさ」と言い聞かせ、咽喉にタンが絡まないよう軽くせきばらいをした。
少し彼女にも聞こえるように。
彼はすれ違い様できる限りの爽やかな笑顔をつくり声をかけた。
すると
『ギャーッ!!キモイッ!!!』
女の子は顔を引きつらせながら逃げてしまった。
彼は最初、何が起こったか飲み込めなかった。というより信じたくなかった。
彼の悲劇の始まりは「喪男版でのイケメン認定は当然のように、半分冗談である」ことを
知らなかったことから始まった。
「そんな、僕がきもい?そんなはずは無いよ…
だって僕はイケメンなんだもの…ふふふふうふ
僕はいけめんいけめめめんいけめめえええええええええええぇぇぇェェェ.....
彼はそれ以来行方不明である。
でも確かなのは、
この話を聞いた人のところに彼は必ずやって来るということ。
もし本当に来たら
『イケメン、イケメン、イケメン』と三回唱えれば助かるとか。
絶対に彼のことをキモイと言ってはいけません。
たとえ彼がすでに人間の顔を失っていたとしても。
決して自分のことをキモイという人間は生かしておかないのです
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