★閲覧注意?有明海のエイリアンを知ってるか 本家も注目
松川希実2015年6月6日13時24分
「有明海のエイリアン」とも呼ばれる珍魚「ワラスボ」が人気急上昇中だ。
佐賀市が観光プロモーションビデオ(PV)で未知の生物「W・R・S・B」と銘打ち、
映画仕立てで売り出したところ、国際短編映画祭で部門賞をうかがう高評価に。
本家の「エイリアン」もくらいつき、関連ゲームの発売にあわせた共同キャンペーンも始まった。
うなぎのように細長い体と退化した目。大きく開いた口からは、とげとげの歯がのぞく。
紫がかった灰色のぬめりある皮の下には、血管や内蔵が透けて見える。
ワラスボは、日本では有明海にのみ生息する魚だ。地元の人たちは、干して酒のつまみ
などとして食べられてきた。ただ、SFホラー映画の「エイリアン」に似たグロテスクな
外見もあり、メジャーな存在ではなかった。
佐賀市が制作したPVは2分半。有明海で観光客が見つけた奇妙な骨(実は干しワラスボ)
を科学者が「未確認生物W・R・S・B」と断定し、「みんな、食べられてしまう」とつぶやく。
秀島敏行市長(本人)が官邸から非常事態宣言の連絡を受け、青ざめる――という筋立てだ。
騒ぎを尻目に、干潟で老人が干しワラスボを食べて「うまかー」と一言、という落ちで終わる。
PVは1月30日に動画サイト「ユーチューブ」で公開されると、今月5日現在で再生回数は
9万4千回以上に。国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2015」
の観光映像大賞部門9作品の一つとしてノミネートされた。
仕掛けた役の佐賀市シティプロモーション室の南雲千寿室長は「普通の動画はもう見てもらえない。
市の認知度とイメージアップを、インパクトのあるワラスボに賭けた。地元にとっては自信の素材でした」
と話す。
※リンク先に動画あり
http://www.asahi.com/articles/ASH64466BH64TTHB00B.html
不気味すぎる
エイリアンの腹から出てくる幼虫そっくりですな。
企画を考えた佐賀県人は賢い。これで佐賀の知名度が急上昇。
佐賀県は影が薄いからなあ。物流施設は整っているらしいが。