【奇妙な話】チチモドキ

6: 本当にあった怖い名無し 2014/04/04(金)20:49:02 ID:s81h9UkuC

我が家は元々鳥居があった土地に建っているためか、屋内外で不思議な体験をする。

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10: 本当にあった怖い名無し 11:53:10 ID:2OFw7Ibf0

今回は、我が家に出没するチチモドキについてお話ししようと思います。

 

そいつと出会うのは、今のところ私のみで、やつは必ず私のいる部屋に現れる。
シチュエーションは早朝。

 

たまに出没するそいつは、たったひとつだけイタズラをする。
私の父になりきって、私を叩き起こすのだ。

 

見た目も声も父そのもの。
でも、一点だけ違う。
そいつは、父よりもかなり背が高い。

 

 

記憶にあるなかで一番最初に出没したとき、私は二段ベッドの二段目に寝ていた。
あたたかい布団にくるまれ気持ちよく眠っていると、突然ベッドをガタガタ揺らされた。
ああ、父だ…。

 

私の父は、ベッドに寝ている人を叩き起こすとき、ベッドをガタガタ揺らす悪癖を持っている。
「おーい●●、起きろ!!」
おまけに、声もデカい。

 

 

ベッドの囲い板から半分つきだした父の頭には寝癖はなく、相変わらず朝に強い人だと思いながら身を起こした。
父は私が起きたことを確認すると、部屋から出ていった。

 

 

だんだん頭が冴えてきて、私は今の出来事のありえなさに気がついた。
ベッドの高さは180㎝、父の身長は163㎝。

 

普段なら、ベッドの床下から声が聞こえてくる。

 

じゃあ今のは…誰?
ぞっとしてベッドから飛び降りると、父の寝床へ飛んでいく。
父は腹をだして寝ていた。

 

7: 本当にあった怖い名無し 2014/04/04(金)20:50:25 ID:s81h9UkuC

私はやつをチチモドキと呼ぶことにした。

 

たまに現れるチチモドキは、私を叩き起こす以外のことはしない。
良くも悪くも、インパクトがない。

 

だから専門へ行くために県外へ出ている間、私はすっかりチチモドキのことを忘れていた。

最近、事情があり私は地元に帰ってきた。

 

 

出戻り初日の早朝、誰かが私を叩き起こした。
きっちり仕事着の父は、妙に嬉しそうな声だった。
父の寝床へいくと、父は寝間着で寝ていた。
私はチチモドキを思い出した。
それからというもの、以前よりもチチモドキに起こされる回数は増えた。

 

 

昨日のこと。
私は、父の仕事を手伝うため弁当を2つ作らねばならないことを忘れ、グーグー寝ていた。

 

すると仕事着の父が現れ、布団をおもいっきり引き剥がした。体を揺さぶられる。
「やぁーい、今日は弁当2つ作るだら!!!」

 

ハッとして飛び起きると、チチモドキは消えていた。
おかげで、私は余裕をもって弁当をつくることができた。

 

ちなみに父は……寝坊した。

思い返すと、チチモドキはいつもより乱暴に叩き起こしてきた。

 

きっと、いつまでも起きそうもない私たち親子をみかねたのだとおもう。

 

これでチチモドキの話はおしまいです。

 



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コメント欄
  1. 素人 より:

    乳モドキになら起こされたい

  2. 怖い話の名無しさん より:

    いい話やん

  3. 怖い話の名無しさん より:

    乳モドキなのかと
    てかただのいい話だった

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