【不思議な話】山に囲まれた赴任先 極楽だったはずなのだが

400: 本当にあった怖い名無し 2015/06/30(火) 22:41:21.79 ID:

俺は若かりし頃、走り屋だった。
都会では峠が少なく、あってもすでに潰されているスポットばかりだった。

そして田舎へ転勤になった。
周囲を山に囲まれた赴任先は、俺にとって極楽だった。

 

10: 本当にあった怖い名無し 11:53:10 ID:2OFw7Ibf0

 

 

401: 本当にあった怖い名無し 2015/06/30(火) 23:33:35.81 ID:

ある夜、見知らぬ峠を開拓するべく深夜の山道をうろついていた。
そこでスポットを発見した。
数台が溜まっている。
俺も参加した。

数本走った後、溜まっている人間とだべっていると、上のほうでスキール音がした。
やがて下りてきた一台が言った。

 

402: 本当にあった怖い名無し 2015/06/30(火) 23:35:28.99 ID:

「アレが出たぞ」

皆は口々に言った。

「じゃあ帰りますか」
「10日ぶりだね」
「今日は遅いな」

そしてリーダー格の一人が、酒と塩と米をそれぞれ小皿に盛って、溜まり場の一角にあるボロい木の机に置いた。

「失礼しましたー^^」

 

403: 本当にあった怖い名無し 2015/07/01(水) 00:08:24.14 ID:

彼は上の方に向かって軽く挨拶をすると、他の人間と一緒に帰っていった。

それからも何度かその峠に行ったが、時々夜半過ぎになると「アレ」が出たと言って、みんな一斉に供え物と挨拶をして帰るのだ。

アレとはいったい何なのか?

 

404: 本当にあった怖い名無し 2015/07/01(水) 00:27:57.28 ID:

潰しやパトカーや近隣住民の類ではないらしい。
知っているであろう誰に聞いても、明確な答えは返ってこない。
ただ、「もし見たら、おとなしく帰れ」という事は必ず言われた。

昼間に峠の周辺を探索してみても、神社仏閣は見当たらない。
自殺の名所でも心霊スポットでもない。

結局、それが何なのかを知ることなく、俺はその地域から転勤した。
謎だ。



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