20年くらい前の話だけど、私家族(父、母、弟)と伯父家族(伯父、伯母、従姉妹)で尾瀬に登山に行った時の話。
20年くらい前の話だけど、私家族(父、母、弟)と伯父家族(伯父、伯母、従姉妹)で尾瀬に登山に行った時の話。
4月くらいだったと思うんだけど、山の上の方はまだ雪が深く、足を取られて何度も転び、子供たはちは泣きながら歩いた。
歩いてるうちに少し雪が減ってきて、初老の夫婦とその娘と思われる三人組とすれ違った。
その人たちは、初夏のピクニックかというくらいに軽装で、靴も男性は革靴みたいな感じだった。
その時は、「あの人たち、あんな軽装で来てるってことは、この先は雪はないんだね」とか、
「この先の雪道、あんな格好では歩けないよね?教えてあげれば良かった」なんて話していたのを覚えている。
して、道に迷って遭難しかけた。
続き
その後、更に道を進むと、さっきよりも深い雪。
登山道も雪で埋まっていてよくわからず、道に迷って遭難しかけた。
迷っていた時間は15分くらいで、すぐに登山道に出られたので良かったが、予定よりも大幅に時間がかかり、日没寸前に何とか下山できた。
下山してから、「さっきすれ違った三人組はいったいどこから来たんだ?」という話になり、もしかしたら幽霊だったのかな?
いや、幽霊以外にありえないよね。と、みんなで震え上がった。
今でも親戚が集まるとこの話題が出るけど、すれ違った時には会釈はしたけど、誰も声は聞いていない。