第1284話 夢で見た光景
第1284話 夢で見た光景
夢に関わる話なんだけど、今ある夢スレとはちょっと趣旨が違う気がするからこちらに投下してみます。
スレチだったらごめんなさい。
数ヶ月前に起こったことで、あんまり怖かったので親しい友達にしか話してない話。
ある明け方に、二度同じ夢を見たんです。
街で知り合いかな?と思う人を見かけて、暇だからと後を追う夢。
その人は自分に気付いてる風なんだけど、ちらちら後ろを窺いつつも無視して先を歩いてゆく。
さっきまで賑やかな街だったのにいつの間にか線路沿いの寂れた道に入ってて、
自分の左側に線路とフェンス、ちょっと先に歩道橋みたいな跨線橋、もう少し先には高架の線路が見える。
その人が跨線橋を渡るからついて行くと、線路の反対側は寂れておどろおどろしい墓地でした。
相手はもう後ろを振り返らない。
怖いと思いながらついて行くと、墓地が途切れていきなり雪原。いつの間にか背後の墓地も消えてしまって。
で、その人はざくざく去ってゆくのに自分は雪に足を取られて歩けずに取り残される夢なんです。
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二度寝したら墓地からやり直しでした。
そっちに行っちゃ駄目だと呼びかけても結果は同じ。
気持ち悪い夢だったから、普段はしない夢日記をつけました。
で、自分にもその人にも悪い事が起きないようにと祈ったのです。
それから何事もなく二週間経ったある日。
友達に連れられて山手線を恵比寿から渋谷へ向かう線路沿いの道を初めて通ったんです。
すると、その光景があまりにもあの夢に似ている。
左側に山手線、歩道橋みたいな跨線橋、その先に高架の東横線…
ちょっと怖かったので
「この前見た怖い夢とそっくりだ」
「気のせいだよ」なんて友達と話してて。
その時。
目の前の電柱だか自販機だかの貼り紙に気がついて、二人とも悲鳴を上げました。
そこにはたった一言、
夢で見た光景
って短冊に筆文字で書かれてたんです。
それ以来その道は使ってません。
きっとこの先も通らないし、歩道橋は絶対渡らないつもり。
偶然にしても怖すぎました。
まあこれだけなんだけど、こういう体験ってなんて言うんでしょうね。
デジャヴとも予知夢ともちょっと違うし…