【意味がわかると怖い話】嫌いなクラスメイトＡ子

私にはA子という嫌いなクラスメイトがいた。
A子は私にライバル心を燃やす所があって、高校受験も私と同じ高校を志望していた。
 
でもA子の実力では到底受からないはず…私はそう、たかをくくっていた。
そんな中、私はB子の紹介で家庭教師をつけてもらうことになった。
 
B子曰く、その家庭教師は受験問題の山を当てることで有名で、私にも、出ると豪語する問題だけを丁寧に教えてくれた。
しかし、受験当日、私は目を疑った。
 
出ると言われた問題が一つもない！山がすべて外れたのだ。
二カ月後の合格発表、当然、私の番号はなかった…
うなだれていると遠くで笑い声が！声の主はA子だった。
 
A子が受かった？そんなバカな…
見るとA子の側に見慣れた人物がいた。あの家庭教師だ！
二カ月前と寸分違わぬ姿形、見間違うはずがない。
 
そこで私はすべてを理解した。
A子に嵌められたのだ。
私は言いようのない怒りで呪いのような言葉を連呼し始めた。
 
消えろ…消えろ…消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろおおおおおお！！！！
次の瞬間、家庭教師が跡形もなく消えてしまった。

家庭教師は幽霊って事か？

ニュース速報
「埼玉県で頭部の無い女児の遺体発見」

少なくともA子の仲間ということではなかったのかな

A子と私の立場がホントは逆で家庭教師とB子は私の妄想の産物