夕方、林道を登って少し開けたところに学年全員をあつめてそこでそこの地元にまつわる怪談。
その後3人ひと組になって、暗くなった林道を順番に下っていくというもの。
林道の入り口に集まって終わり。
おかしなことが怪談する前に起きたらしい。
あるクラスの男女3人が見当たらない。
先生が下って様子を見てくるかといって下ろうとしていたらようやく3人があらわれた。
先生が「なにやってたんだ」っていったけど3人は最初!?って顔してた。
3「え、先生下(林道入口)で待ってるっていったじゃん」
先「!?いやみんなお前らのこと待ってたんだぞ」
3「!?下誰もいなかったよ。」
3「だから登ってきたんだよ」
3「なんでみんないるの!?」
先「!?お前ら何言ってるんだ!?はやく並べ」
3人は!?って顔だったのに徐々に顔が青ざめていったらしい。
怪談が終わって、さてみんな下るかとワイワイがやがやしてても3人は顔面蒼白。
一言もしゃべらないから先生が一緒に下るかって言って3人と一緒に林道を下って行った。
俺の知人はそのあと別の2人のクラスメイトと一緒に下っていったんだけど、林道入口で3人と先生が無言で青ざめていたらしい。
知人が先生に早くホテルにかえろうよーといってその日は宿泊所に帰って行った。
次の日の朝から、3人の噂で持ちきりだったらしい。
例の3人が夜、部屋でしゃべったのだろう。
知人はその日のイベントでウォークラリーがあり、ちょうど上記の先生と一緒に行動したのでそこで昨日の3人様子がおかしかったけど何で!?と聞いた。
先生曰く、
「3人は肝試しに遅れてきたようにみえたけど、実はそのときすでに肝試しをやってきた後だったらしい」
つまり、3人は普通にみんなと一緒に林道を上り、階段を聞き、林道を下って肝試しをやったが林道入口にはだれもいなかった。
しばらく待っても誰も降りてこなかったから心配になってまた上ったのこと。
登っていれば誰か降りてくる人がいるだろうと。
しかしそんな気配はなく、広場に戻ったら降りたはずの人を含めみんないて!?ってなったらしい。そのうち、さっき聞いた怪談を同じ口調、同じテンポで話しはじめてだんだん顔が青ざめていったと。
あーあんま怖くない話でしたね。申し訳。