婆ちゃん家にいた時の話。
大体夏休みと冬休みによく泊まりに行ってたんだけど、
ある夏休みの時に溜まってた宿題片付けながら夜更かししてて
ばあちゃんに早く寝ろと言われたから目処つけて床の間行ったんだ
ただその日絶対片付けると意気込んで栄養ドリンク飲んでたせいかなかなか寝付けず目を閉じて羊数えてたんだけど
寝れないのに目を閉じてるのが苦痛で一瞬だけ目を開けたんだ
そしたら、瞼の裏に、太陽とか強い光を見たような残像?みたいのが残ったんだ
最初は特に気にしてなかったんだけど、真っ暗なこの部屋でこれはおかしいと思い始めたら
その光が段々薄くなってきて、痩せこけたみたことないおじいさんの横顔になった
え、なんだこれ?とか思ってたら、その顔が段々正面を向いてくる
なんだこれなんだこれって俺も徐々にパニクってきたんだが
その顔がそろそろ正面向くってタイミングで口を大きく開けたんだ
そしたら口の中と顔の後ろから絡まるように手が大量に出てきて
そのじいさんの顔は手で埋もれて、視界いっぱい半透明の絡まってる手に埋め尽くされた
さっきの残像の延長戦(?)だから目を開ければと思って開けたんだけど
目を開けても視界いっぱいに半透明の大量の絡まった手・手・手。。。
心臓バクバクでどうしようと思ってたんだが、
田舎特有の紐が長い照明を思い出して、手探りで紐引いて電気付けた途端に消えた
ばあちゃんに「どうした?」って言われたけど何も言わずに寝た
関係ないかもだが翌日起きたらおじさんがいなくて
ばあちゃんに聞いたら釣り仲間のおじいさんが亡くなって葬式に行ってると
そのおじいさん、一度だけおじさんに釣り連れてってもらったときものすごくよくしてくれてたんだけど
まあ関係ないよな