838: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/11/25(火) 23:13:57.47
にょろにょろの話
俺と彼女は崖沿いの道を歩いていた
その崖の下が海になっている
その日は波が穏やかで海も済んでいた
海までおりられそうなところがあり、俺はなんとなく海に惹かれておりてみた
本当になんとなく
海なんて見慣れてるし危ないのに、なんでおりようと思ったのか
おりている最中は足元が不安定だったので、俺は自分の足元しか見ていなかった
彼女は上から俺を見下ろす形でそれを見ていた
もうすぐ海に辿り着くという時、彼女が上から「にょろにょろがいる」と言った
俺は足を止めて目の前のを見ると、5メートルほど先の海の中に白い細長いものが揺らめいているのを見た
人間有り得ないところに有り得ないものがあると、認識まで時間がかかる
俺はそれが何か識別できずに、崖の海際ギリギリまで近づいた
そしてよーく行事すると、それが手招きするようにゆーくり揺らめく手だと気づいた
気づいたあと足元みたら、目の前の海に無数の手が沈んで揺らめいめいた
俺は咄嗟に踵を返して崖上まで登った
それからまた海を振り返ったが、彼女も見えていた白い手は居なくなっていた
その崖の下が海になっている
その日は波が穏やかで海も済んでいた
海までおりられそうなところがあり、俺はなんとなく海に惹かれておりてみた
本当になんとなく
海なんて見慣れてるし危ないのに、なんでおりようと思ったのか
おりている最中は足元が不安定だったので、俺は自分の足元しか見ていなかった
彼女は上から俺を見下ろす形でそれを見ていた
もうすぐ海に辿り着くという時、彼女が上から「にょろにょろがいる」と言った
俺は足を止めて目の前のを見ると、5メートルほど先の海の中に白い細長いものが揺らめいているのを見た
人間有り得ないところに有り得ないものがあると、認識まで時間がかかる
俺はそれが何か識別できずに、崖の海際ギリギリまで近づいた
そしてよーく行事すると、それが手招きするようにゆーくり揺らめく手だと気づいた
気づいたあと足元みたら、目の前の海に無数の手が沈んで揺らめいめいた
俺は咄嗟に踵を返して崖上まで登った
それからまた海を振り返ったが、彼女も見えていた白い手は居なくなっていた