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【怖い話】大学の友人4人で廃墟を目指していた途中で気づいてしまった

926: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/08/15(金) 12:21:17.17

kanban
 

大学の友人四人が心霊スポット行くことになり 
1度行ったことがあるという山口が車を運転し 
それに皆が乗り込んだ 

日も暮れかかるころに山間部に入り
現場に到着したときには、すっかりあたりは闇に包まれていた
そこからは車を降りて、目的の廃虚までは細い山道を徒歩で登ることになった
気の弱い小林なんかは「怖いからもう帰ろう」と言い出すしまつ
いつもは元気な豊島もビクビクしていた
そこに山口がカツを入れ、皆で闇に山中を登っていったのだが

927: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/08/15(金) 12:29:52.40
懐中電灯の明かりだけを頼りに15分くらい登ったあたりで
向かいに闇の中からスーッと白髪の老婆が現れた
山から下りてきたらしい
俺たちは道を譲って、すれ違おうとしたとき
老婆が我々に話しかけてきた
「行ってはならん!今夜は悪いことが起きるぞ」
そんなことを言って振り向きもせず通り過ぎていった
俺たちはその場に立ちすくみ、闇に消えた老婆の方向をしばらく見つめていた
「あのおばあさん、この暗闇の中を明かりもなしに山から降りてきたよな・・・」
あたりの沈黙を破るようにそう言ったのは山口だった
「それに、なんで山から?」市川までそう言うと皆黙ってしまった

「考えてもしょうがない・・・行くぞ」
山口の言葉に我々は先を急いだ

928: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/08/15(金) 12:40:42.55
皆無口になり1時間くらい山道を歩いていた感じがした
時折、真っ暗なまわり1面の木々の中からケモノなのか
なんなのかわからない声が聞こえるが気にせずひたすら登った
「おい、どこまで登るんだよ」
豊島がそう言うと市川も「少し休まない?」と言った
「じゃあ休むか」先頭を歩いていた山口が汗を拭い足を止めた
小林は相変わらず気が弱く小刻みに震えていたが
「なんか変だよ?」と言い出した
山口を俺たち一人ひとりの顔を見つめ「たしかに変だな」
そう言うと山口は震えている小林を指さし
「お前、小林だろ」
次々と指をさしていき
「豊島だよな・・・市川に、俺が山口で四人・・・」
山口はブルブルと震える指先で俺を指して言った
「お前いったい誰だよ」

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