奇妙な話

【不気味な話】バイト先で遭遇した謎の男

932: 本当にあった怖い名無し 2009/12/04 01:29:51 ID:0Kxd/I/Z0

20140112a

今日の話です。
私は個人経営のレストランでバイトをしています。

引用元: 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?230


店が終わるのは22:00なので、
それから店内の掃除をしてゴミをまとめ、
まとめたゴミ袋を店の裏手にあるゴミ捨て用のコンテナの中に
置きに行くのがバイトの日課です。

今日もコンテナにゴミ袋を置いて店に戻ろうとしたら、
いつの間にか男の人が店の裏口(厨房の勝手口)のところに立っていて、
私を見ているんです。
見たことない人だったけど、オーナーの知り合いかと思って
お疲れさまです、って挨拶をしました。
そうしたらその人が「死ぬよ」と。

933: 本当にあった怖い名無し 2009/12/04 01:30:55 ID:0Kxd/I/Z0
続き

いきなりで何のことか分からないから呆然としていたら、
男の人は歩いて行ってしまいました。
酔っ払いのようには見えなかったし、身形もちゃんとしてた。
寒いのに、白いシャツにグレーのスラックス姿でした。
変な人だなと思ったけど、「死ぬよ」なんて言われて気味が悪くて、
素早く着替えて家に帰ってきました。

でも、思い出したことが一つあって、
中学の頃まで、5階建てのマンションの一階に住んでたんですが、
飛び降り自殺した男の人が、その部屋のベランダに落ちてきたことが
あったんです。

934: 本当にあった怖い名無し 2009/12/04 01:33:09 ID:0Kxd/I/Z0
続き

それがきっかけで今の家に引っ越してきたんだけど、
最初に男の人を見つけたのは私で、その時、男の人はまだ生きてました。
私に顔を向けて、仰向けに倒れていて、口をパクパクさせていました。
私は怖くて動けず、腰が抜けてしまい、
何も出来ずに這うようにその場から逃げてしまいました。
何とか部屋から這いずり出て、隣人に助けを求めるのがやっとでした。

今日、あの男の人に会ってから、
急にその時のことを思い出したんです。
もしかしてあの時、口をパクパクさせて言おうとしていたのは、
あの男の人と同じことじゃないかって。

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