367: 本当にあった怖い名無し 2012/11/01(木) 12:06:06.48 ID:2Pt9YS7J0
10年以上前、友人と近所の心霊スポットに遊びに行きました。
10代の頃によくあるノリです。時間は2時か3時頃だったと記憶しています。
そこにある、実際に人が亡くなった溜池を、友人が当時まだ珍しかったケータイカメラで
撮影した時です。溜池の奥からくぐもった音で「くるしい、タスケテ」のような声が聞こえ
突然、友人のケータイの電源が切れました。
「あれ?あれ?」などと言いながらケータイの電源を入れようとしますが一向に電源が入りません。
とりあえず諦めて、溜池から離れて歩いていると、突如友人のケータイが鳴りました。
私と友人は顔を見合わせました。お互い「ヤバくない?」とわかる表情でした。
おそるおそる友人のケータイ画面を二人で見てみると、着信しているのに何の番号も
非通知の文字もありません。
これは絶対に出てはならない。二人ともすぐにそう思いました。
しかし、電源が入っていないはずの友人のケータイは鳴り止みません。
さすがに、10代のノリでも怖くなり、心霊スポットから外に出ると、ケータイは鳴り止みました。
ゆっくりとケータイ画面を私に向け、見えたのは「通話中」の文字。
私も、背中に冷たいものを感じ、全身から血の気が引くのを感じました。
そして、突然ハンズフリーになり、友人は驚いてケータイを放り出しました。
放り出されたケータイからは、まるで水の中の様な音と、その音に混ざるようにして
「くるしい、、、タスケテ」という声が聞こえてきました。
私も友人も夢中で走りだし、一番近いコンビニまで行き、そこで日が昇るのを待ちました。
明るくなってから友人のケータイを回収し、帰宅しました。
全く電源が入らなくなってしまったとのことでした。
その日一緒にケータイショップへ行き、修理の依頼をしましたが、
当時は、修理するくらいなら新規契約の方がオトクというのが常識だったので
新しい機種に変更(新規契約)してしまいました。
後日、また友人と悪ふざけして遊んでいると、高齢の女性が友人に向かって
「お嬢ちゃんに悪い事教えちゃダメだよ」と言ってきました。
「はぁ?どこにお嬢ちゃんなんているの?」と言い返すと、
「ホラ、あんたのシャツをつかんどる」と言われ、本気で御祓いを決意していました。
あとから色々調べて知ったのですが、
その場所では、過去に少女がボートから転落して行方不明になっており
その影響で貸しボートも無くなってしまったそうです。
そして、未だに少女の遺体は見つかっていないそうです。
以上、ありがとうございました。
長文、駄文ご容赦願います。
もし、高齢の女性に会わなかったら…ガクブル
半年くらいまえに沖縄の北部で体験したこと。
当時免許取りたての俺はドライブをするのが好きだった。
そしてある日、運転もずいぶん慣れてきたということで沖縄の北部を海沿いに一周してみようと考えた。
ルートは西海岸沿いに北上していって辺戸岬までいって東海岸沿いに南下し、
自分の家の東側くらいまで来たら家の方向に向かう、かかる時間は気にしない、
そんなプランだった。
朝は少し寝坊したので昼飯を食べて、グーグルでルートを確認してから出発した。
順調に北上していきつつ、いろんな店に寄り道したりしてたので名護につく頃には夕方になっていた。
夕飯を食べ終えて休憩を済ませた俺は再び辺戸岬方面へ向かってドライブし、
辺戸岬につく頃には8時くらいになっていた。
辺戸岬を出発し東海岸沿いに南下し始めたけど、想像してたよりも山道に時間がかかり疲れてしまったので、
マングローブが有名?らしい公園の駐車場で休憩することにした。
外に出てみると星がよく見えてめちゃくちゃ綺麗だったので外を散歩することにした。
これから帰る時に通るであろう道を10分ほど歩いていると左の方に道とバス停を発見したので、
その道に入っていった。そこは見た範囲では家と空き地が半々ぐらいの、
発展途中の住宅街みたいなところだった。
その辺を散歩しているとふとある道が気になった。
そこは自動車が1台分だけ通れそうな場所で下り坂になっており、
方向的に海側に行けそうな道だった。
俺は、もしかしてこの先に綺麗な砂浜があって、そんな場所で綺麗な星を眺めれるかも!!
とか冒険心をくすぐられ、期待しながらその道を下っていった。
道がU字に曲がっていて方向的に180度ターンさせるような感じの道になっていた。
しかも上の方から流れてきた水がU字のちょうど折り返しのところに溜まっていて、コケみたいなのが生えたり、
なんかヤゴとかカエルとかがいそうな感じになっていた。
通ろうと思えば通れそうだけど足とか滑べらせそうな感じ。
しょうがないのでその場所でしばらく星を眺めてそれから車に戻ることにした。
ぼーっと星を眺めてると首が痛くなってきたので目線を海方面に向けた。
そこで変なことに気がつく。
俺がいるU字の道と海の間には草やら木やらが生い茂っていたんだけど、
そこから白い人型のモヤみたいなのがだんだんこっちに近づいているような感じだった。
最初は霧か気温の差とかでできる雲的な何かだと思ってたけど、
だんだん近づいてくるにつれてそれが何かわかってきた。
昔の沖縄の着物みたいなのを着ていて首が90度以上は曲がっている女の人だった。
は?ってなった。
それがだんだんスーッって近づいてくる。上半身ユラユラしながら。
さらに後ろから3人くらい来る。兵隊だったり、昔の沖縄の男の人みたいなのとか。
しかも全員首が90度近く曲がってて上半身ユラユラで。
俺はすぐに来た道を走って駆け上がり、全速力で街灯のある場所まで戻った。
そこで後ろを振り返ってみた。
何も無かったけどまだ怖かったのでまた全速力でバス停のところへ走り、
早歩き→体力回復→走る→早歩き
と何回か繰り返して車まで戻った。
公園の駐車場につくとすぐにエンジンを掛けて名護に向かって行った。
無事コンビニについた時にはめちゃくちゃ安心した。
そしてそこからは怖かったので何度もミラーを見たり念の為に無意味に別の道へ曲がって元の道に戻ったりと、
追跡を巻くような感じで家に帰った。意味は無いと思うけどそうしないと気分が落ち着かなかった。
この体験以来、特に変わったこともなく過ごしています。
長文ですみませんでした。!
前半部分はただのドライブの話ですけど
俺は他の人の怖い話を見るときには
最初は普通の話だけどだんだん怖い話になっていく長文タイプの話が好きなので
そういった部分も含ませていただきました。