長いしつまらんかもしれんが読んで考えて欲しい
つい最近の夜。
台風でも来ているのでは無いかと思うほど風が強かった夜。
次の日が休みということもあって、その日はかなり遅くまで起きていた。
時刻は一時すぎだった。
家はわりと田舎の方の住宅街なので車などはめったに通らず、辺りは静まりかえって部屋にある扇風機の音と時折吹く強い風に揺れる木の音だけがしていた。
その夜はたいして暑いわけでもなく、風が強かったこともあって風で扉がガタガタいうのが嫌だったので扇風機を消し窓を閉め、軽く冷房をいれて床につくことにした。
どれぐらいの時間が経ったか分からないが、ふと目が覚めた。
時刻は二十三時三十分。
窓を通して吹く強い風にカーテンが大きく揺れている。
何か大きな物音がしたわけでは無いが完全に目が覚めてしまった。
同じ部屋で眠っている弟は寝息を立てている。
悪戯心が働いて寝相の悪い弟をデジカメで写真におさめ、明日の朝からかってやろうと思い傍にあったデジカメで大きく口を開けた弟を撮った。
フラッシュが光った。
一瞬弟が起きてしまうと思い、しまったと思ったが弟はまだ寝息を立てていた。
小さな達成感からか、ふいに睡魔に襲われたので再び床につくことにした。
次に目を開けたときは朝だった。
冷房がききすぎて肌寒かった。
寝起きで頭が働かなかったが、昨晩のことを思い出すと鳥肌がたった。
時刻のこと、窓のこと、そして弟のこと。
弟は3年前に交通事故で死んでいる。
デジカメで撮った写真は真っ黒で何も写っていなかったし、気分が悪かったのですぐに消去した。
こういう所に書き込むつもりなどは無かったので、見せられなくて申し訳無い。
今だにどういうことが全く分からない。
ただ分かるのはあれは確実に夢では無かったということだ。
一緒に考えて欲しかったから書き込んだ。
どういうことなんだろうか。