ある漁業系の貸し付けはめちゃくちゃ酷かった。
1000万円の評価額の土地を担保に2年間で計3000万円を貸りたAという人がいた。
なぜ、そんな貸し付けが出来たのかと言うと、
組合の会長が入院中で代理のBが決済を下してたらしい。
詳しくは知らないが、Aのようにどう考えても絶対に貸りられるはずの無い大金が
数人の組合員に貸し付けられた。
で、数年後、金を借りた人の親戚の元に督促状が何通も届くようになった。
そのほとんどが高校はおろか、中学もろくに行っていなかったような老人なんだ。
督促状には大金を借りた組合員の保証人と書いてあった。
ローンも組めない年金暮らしのお年寄りを狙って、組合員、会長代理のBらが
仕掛けた詐欺だった。
田舎じゃ、玄関のカギなんかかけないから勝手に家に入って老人の実印と印鑑証明を
持ち出したんだ。
その上、土地の権利書も持ち出し、勝手に抵当に入れてたから親戚中が大騒動。
そんなのが何件も出て来たんだけど、マリンバンクは「借金は借金だからなんとかして払え」
借金をした本人は「困った親戚を助けるのは当たり前」と開き直る
被害者は子供や孫に叱られ、ショックで死んだり、首をくくったり…
家を取られ、住む所を無くし出ていった老人もいた。
組合理事Cの妻が病死し、息子夫婦が破産し離婚。
組合理事Dは多額の借金を残し妻子を捨てて夜逃げ。
Aは心臓病で倒れた。
これが一月以内に立て続けに起こったんだ。
Aが倒れる前にAの妻が何人もの老人がAの家の周りをグルグル回っているのを目撃していた。
「こいつは…どうする?」
「こいつも騙されたクチやでなぁ」
「取らんでもいいが?」
「そやけど、こらしめんとなぁ」
「そうや、こらしめんとあかん」
後になってわかったが、Aは借入金額3000万のうち、500万をB,C,Dにピンハネされていたそうだ。
今、Aは生きてはいる。
生きてはいるが、いつも耳元で「年寄りから騙し取った金で飯食うとるんかぁ?」
「夜中、沖で船が止まったらそら怖いでぇー仲間が来るでなぁー」
そんな声がしょっちゅう聞こえて夜も眠れないそうだ。
なぜ、自分がこれを知っているかと言うと、Aは自分の親戚で亡くなった老人も身内なんだ。
権利書、実印、印鑑証明などを取られたのだから訴えれば良かったと思うのだが、
親が言うには身内から逮捕者を出したくないと思ったんだろうとの事だった。
霊感の強い母曰く、Aの肩には嫌な笑顔の3人の老人ともがき苦しむBが
しがみ付いているのだそうだ。
Aはニトログリセリンを首からぶら下げているのだが、その瓶を3人の老人が
指で弾いて遊んでいるという。
多分、今度発作が起きたらニトロを口にすること無く苦しみながら逝くのであろう。
「Kちゃん(母の名前)、因果応報なんよ、仕方ない事よなぁ」
老人の1人が母にそう語ったそうだ。
終わり。
★当サイトの最新情報&過去記事がいつでも知ることが出来る、「2ちゃんねるこわーい話まとめ」のアンドロイド版アプリが遂に完成しました!↓↓
【後味の悪い話】嫁の日記
【恐怖体験談】七不思議を試してみようとしたら・・・
【2chの怖い話】「時が止まる場所」←おすすめ記事
【怖い話】家の周りを散歩していたら・・・
【オカルト】留学先のホテルで知り合った神父
【ゾッとする話】妹の友達
【怖い話】「見える人」が部下だった時の話
【後味の悪い話】電話受信のバイトをしてたんだが・・・
【ゾッとする話】列に並んだままでいたら・・・
【2chの怖い話】「時が止まる場所」←おすすめ記事
【オカルト】動物霊をご存知だろうか
【怖い話】航空自衛隊の隊舎に住んでいた時の話
【ゾッとする話】霊感の強い同僚
【恐怖体験談】やさしいおっさん
【ゾッとする話】消えた「トンじい」