怖い話

【不気味な話】もうひとつの影

55: 本当にあった怖い名無し 2011/08/10(水) 01:49:34.83 ID:sgnOe4pA0

3年ほど前までマンションに住んでいました。その時の話です。

20151218a

 

明朝5時30分ぐらいに、私はマンションのエレベーターに
乗りました。
1階のポストルームにある朝刊を取りに行くためです。
季節は夏でしたので、玄関のドアを開けると朝焼けが
とても綺麗で、廊下の奥にある小窓からは、淡い橙色の光が
差し込んでいました。

朝早いという事もあって、流石にこの時間帯には
私の他に誰もいません。
グオングオンというエレベーターが上ってくる機械の音だけが
響いています。

その時ふと地面を見ると、私の影のほかに、
もうひとつ別の影が伸びていることに気付きました。
あ、誰か同じ階の人が部屋から出てきたんだな、
そう思って後ろを振り返りました。

しかし、後ろには誰もいませんでした。

それにも関わらず、地面には確実に私以外の人間の影があります。
まったく訳が分からなくなってしまって、私はさらに焦りながら
周りを見渡したが、やはり誰もいませんでした。

何者かの『影』だけが、こちらにどんどん進んできます。
そして目の前まで来たそれは、私の影にいったん隠れて、
またすぐに現れました。
そのまま廊下の奥の螺旋階段のほうまでズル…と
移動していくのを、呆然と見ているしかありませんでした。

気がつくと、エレベーターは他の階の誰かが呼んだようで、
私の階を通り越し、すでに動き出していました。

 

 

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