怖い話

【怖い話】車でカセットテープを聴こうと思ったら・・・

85: 本当にあった怖い名無し 2010/03/20(土) 11:33:13 ID:g7UyyXki0

数年前の話(上)。
私の祖父母の家は実家から車で何時間か行った所にある。

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場所が場所なので高速を使ったり山道を走ったり。
小さい頃から夏休みなどの長期休みでは必ず祖父母の家に
行っていたので、
そのときも毎年と同じルートで父が車を走らせていた。
到着までは何時間もかかる上に、毎回おなじみの道。
必然的に運転手の父以外の家族は長時間の車内で
特にすることも無いので、
私を含めていつの間にか眠ってしまった。
そして何十分か、何時間かたった後、私はふと目を覚ました。
父は相変わらず運転しているし、ほかの家族はぐっすりと
眠っている。
窓の外を見れば景色はまだ山の中。
ぼんやりとした頭でなんとなくその景色を眺めていると、
そのうちにトンネルに差し掛かるのが見えた。
山々の景色から急に切り替わる視界。
父も運転に集中しているのか、会話はない。
暇だな、と思った私は何か曲でも聴こうと持ってきた
カセットテープを適当に漁った
(うちの車は古いのでカセットしか聴けない)。

 

86: 本当にあった怖い名無し 2010/03/20(土) 11:35:03 ID:g7UyyXki0

数年前の話(下)。
さあ入れようと意識をそちらに向けたその時。
私は微かに違和感を感じた。
既に入っていたと思われるカセットがキュルルルルル・・・と
壊れたような小さな音を立てているのが聞こえる。
あー壊れたか(元々そんな感じだった)と悟ったが違和感の
正体はそれだけではない。
何となく耳を澄ませていると、どうしてもその小さな音がどうも
人の話し声に聞こえる気がする。
まさかなとは思いつつも今度こそ集中してその“音”ならぬ“声”を聞いた瞬間、背筋が凍った。
「おかあさん、おにいちゃん、くるしいよたすけて」
気のせいではなかった。
あのカセットテープが壊れたような音でその言葉が延々と
繰り返されている。
それも小さな女の子の声で、時折悲痛なうめき声も混じって。
「おかあさんおかあさん」
「おにいちゃんおにいちゃん」
「くるしいたすけてたすけて」
ずっと。
今思えば何であの時父に話さなかったのか、と自分でも
不思議だ。
結局私はその“声”を家族に話しかけられるまで聞いてしまった。
その後何が起こるというわけでもなかったが、
あれから数年たった今でもあの“声”は耳に焼き付いている。

「おかあさん、おにいちゃん、くるしいよたすけて」

 

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