【恐怖体験談】やさしいおっさん

609: 本当にあった怖い名無し 2010/04/24 23:35:24 ID:Y/Q9tGBt0

 20140201a

ちょいと一つ挟みますよ。

俺は小学1年の夏に引っ越して、ど田舎の小学校に転入した。

引用元: 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?240

10: 本当にあった怖い名無し 11:53:10 ID:2OFw7Ibf0

引っ越す前までは気ままに過ごしてこれたんだけど、
引っ越してからはよそ者ということも含めて周囲から浮いてしまい、
アウェーな生活を送っていた。

そんなこんなで同じ年の冬。
地域のマラソン大会の選手を選ぶためのマラソン練習が始まった。
夜8時ぐらい公民館に地域の大人数人と子供たちが集まり、
公民館からスタートとして夜の山道をぐるっと走って戻ってくる。
子供が走る後ろから、大人が車のライトで照らしながら伴走するのだ。
何度か参加させられていたが、俺はこの時間が一番嫌いだった。

俺は運動ができない。
みんなについていくこともできず、余りに遅れるもんだから
俺は『どう考えても選手には選ばれないのに何で参加させられてるんだ…』
といつも考えていた。

613: 本当にあった怖い名無し 2010/04/24 23:42:45 ID:Y/Q9tGBt0
ある雨上がりの夜の練習中のことだ。

こういう後ろ向きな考えの子供がモタモタしているものだから
伴走の大人達の苛立ちを買ったのか。車から声をかけられた。

『おい坊主!お前ちっと遅すぎるから、おっちゃん達、先の子たちに付いていくかんな!
車もたくさんは無いから、我慢しろ!先に着いて待っとくからな!』

俺は唖然とした。
田舎の夜の暗さは尋常じゃない。車のライトもなしにどう走れと言うんだ。

『頑張れよー!!』
表向き前向きな言葉をかけながら伴走車は去って行ったが
よそ者の子供を真っ暗な山道に置き去りにする大人達には
心に一物あったのではと疑ってしまう。

車がいなくなると田舎の山道の暗闇が容赦無く襲ってくる。
人家も全然無いので明りなんてロクに無い。
山道のほぼ中間なので、行くも帰るも地獄である。

月明かりにかろうじて照らされる道を吐きそうになりながら走った。(辛くなって時々歩いた)
何度か走ったコースだが、明りがあるのと無いの、後ろに大人がいるのといないのでは全然違う。

暗い!怖い!帰りたい!!
こけた、痛い!水たまりでズボンがドロドロになっているが暗くてどうなってるかもわからない!
膝はジンジンする、涙があふれてくる、でもきっと誰も迎えには来ない。

泣きじゃくりながら走りに走って、
左右から竹がせり出してドーム状に覆われた道に差し掛かったときだった。
ドームが開けた向こうの路上に、淡い月明かりの中、ぽつんと黒い人かげが立っていた。

615: 本当にあった怖い名無し 2010/04/24 23:48:04 ID:Y/Q9tGBt0
『おじちゃん達のだれかだ!迎えに来てくれたんだ!!』
俺は猛烈に救われた気になって、短距離走ばりのスピードを振り絞って
駆け寄ろうとしたがふと思った。
なんで車も無いし電灯も持ってないんだろう。

まだゴールはずっと先のはずだから、おじさんだって車が無いと大変なはずだ。
迎えに来たんじゃないのかな…?
じゃあ何のためにこんな暗闇に電灯も持たず一人でいるのかな…?

もしかして人間じゃ、ないのかな…?
急にやばい気がして立ち止った。

と同時、人かげがこっちに向かって走ってきた。
俺は『ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!』と泣きわめきながら
もと来た道の方へ走りだした。

泥にまみれた靴の中で足が滑り、顔からずっこけたがそれどころではない。
足引きずってでも人かげから離れようとした矢先、
人かげが「○○とこの!!」(○○は俺の名字)と叫んだ。

「○○とこのガキじゃないか。どうした大丈夫か」
恥ずかしながら、俺は失禁して腰砕けになっていた。
真っ暗なので顔がはっきりとは見えないし、まだ面識も広くないのでよくわからないが、
俺の名前を知っていることから察するに、地域のおっさんの誰かのようだ。
張りつめた緊張が色んな形でブチ切れたので、俺は耐えられずおんおん泣いた。

619: 本当にあった怖い名無し 2010/04/24 23:54:18 ID:Y/Q9tGBt0
「まあ帰ろう。親御さんも心配してるだろう」
おっさんは俺の手を取って立たせ、失禁も気にせずおぶってくれた。なんと幸せなことか。
おっさんの背中に安心しきりだったが、ふと思い立って肩越しに聞いてみた。
『おじちゃん、車も電気も無いの?大丈夫?』

「あー… ダメだダメだ」
おっさんが答えた。
変な返事だなwwダメってダメだろwww
緊張の糸が切れた有頂天の俺には何か遠い世界の声に聞こえた。他人事みたいだ。

『おじちゃんだけ来てくれたの?他のみんなは?』
「あー… ダメだよそれ」

噛みあわねぇwww どういう答えだよwww
あれ?山側に向かって歩いてる?www

『おじちゃん、こっちは…』
「あっ ダメだよダメ!
「ダメダメ! もう聞くなっ、きくなっ、きくなっ
 きくなっあ゙あ゙あ゙あ゙あああ!!!!」

おっさんの声が伸びたテープみたいなモァンモァンの声になって、
肩越しに急に振り向いた顔は目の前で見ても真っ暗闇だった。
俺の記憶はそこで飛んだ。

621: 本当にあった怖い名無し 2010/04/24 23:55:11 ID:Y/Q9tGBt0
俺が目を覚ましたのはその日の深夜。
心配して探しにきた親に泣きながらビンタされて起こされた。
俺は山道から谷側に少し入った草むらに倒れていたようだ。

一番怖かったのは地域の連中が一人も俺を探しに来ていなかったことだ。
新居を引き払い、俺達一家は引っ越した。

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コメント欄
  1. 名無しさん より:

    谷に落とされそうになったが、気絶無双で助かったんだな

  2. 名無し より:

    地元連中ひどいな
    山の中に子供置き去りかよ

  3. 寝不足な名無しさん より:

    タイトルを【胸糞悪い話】に変更すべき

  4. 臨時傭兵 より:

    『ダメだダメだ、きくなぁああ』って、それなら助けに来るなよおっさん…
    構ってちゃんかよ。

  5. ひどいよ より:

    よそ者嫌いで、小さい仲間意識が以上に強い輩、恐いな。

  6. 寝不足な名無しさん より:

    結局このおっさんは誰だったの??

  7. こわい名無し より:

    優しくないじゃん

  8. 名無し より:

    オチがない。なんとなくで怖がらせようとすんな。

  9. 名無し より:

    ※3殺されてたらそうなってたんだろうがそれでも十分胸糞だよな

  10. 寝不足な名無しさん より:

    村社会の田舎の人はマジで排他的で冷酷なのがいっぱい
    俺の住んでる地域も割と田舎ではあるが一応県では都市部に属するのでそうでもないが、少し山外れの方とかに行くとリアルに本スレみたいな雰囲気多い

  11. 名無し より:

    日本人自体がそうじゃん

  12. 寝不足な名無しさん より:

    出た
    きくなきぐなきぐなぎぎぐぎぎぎぐぐぎぐぐな゛ぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛ああ
    などの奇声を表す文字と
    ぽっかりと闇が広がったような白目の無い「真っ黒な目」
    このパターン飽きたよ

  13. 寝不足な名無しさん より:

    また田舎叩きか。
    お前らもこの話にでてくる地域のおっさん連中と何ら変わらないぞ?

  14. 寝不足な名無しさん より:

    ※12
    >心に一物あったのではと疑ってしまう。
    良い表現だな。

  15. 怖い話の名無しさん より:

    なるほど、こうなるのわかってて置き去りにしたのかこれはひどい

  16. 怖い話の名無しさん より:

    …こうして、毎年一番遅い子を山の神に生贄として差し出していたのであった。

  17. 怖い話の名無しさん より:

    田舎民なんて総じてクズだよ。都会はドライな分マシ。
    マシというのは、歪んだ仲間意識がないので最低限紳士的な振る舞いをする、ということ。
    田舎民は団結すると強いけど、今は団結するような機会がないし、団結する以前に仲間割れして終わるのがほとんどなので、そのメリットが発揮される機会はほぼない。

  18. 怖い話の名無しさん より:

    県庁在庁都市から地方都市に小学校三年生に転校したが、
    近所の小学生らになぜだか無視され続けていた。小学校の同級生とはすぐ仲良しになったが、結局近所の小学生グループに入れてもらえず無視状態だった。行事の誘い祭りの誘い等一切無かった。転校先は全く知り合いもいないところで、近所との面識も一切無かったのに何故か無視され続け、結局一年ほどで同市内での引越しを行った。ここでは何の問題も無かった。
    1キロほどしか離れていないのに雲泥の差。
    今でもその仕打ちを覚えている

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