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【怖い話】俺の祖父さんの恐怖体験

845: 本当にあった怖い名無し  ID:

なんとなく俺の祖父さんの話書くわ。

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845: 本当にあった怖い名無し  ID:

なんとなく俺の祖父さんの話書くわ。

若い頃の祖父さん、赤紙が来る前に旧海軍に志願したんよ。
入隊した時は今で言う自衛官候補生みたいな扱いだったらしくて、鮨詰め状態の狭い部屋で同期達と生活してたらしい。
最初は他の同期達と上手くやってたらしいんだけど、祖父さんにはちょっと変な趣味があった。
その趣味って言うのが、夜中になると部屋の窓枠から双眼鏡で自分の住んでいる基地を観察すること。
いつもとは違う、静まり返った基地を観察するのが楽しい。
遠くに見えるでかい給水タンクとか、ぽつんと佇む光量の足りない外灯なんかを見ていると妙にワクワクしてくる。

 

846: 本当にあった怖い名無し  ID:

祖父さんの部屋の西側には長い坂道があって、それがまっすぐ祖父さんの部屋の方に向って下ってくる。
だから部屋から西側に目をやれば、その坂道の全体を正面から視界に納めることができるようになってるわけね。
その坂道の脇に設置されてる薄暗い外灯を双眼鏡で見ながら「あ、大きな蛾が飛んでるな~」なんて思っていたら、
坂道の一番上のほうから物凄い勢いで下ってくる奴がいた。

 

847: 本当にあった怖い名無し  ID:

「なんだ?」と思って双眼鏡で見てみたら全裸でガリガリに痩せた子供みたいな上官が、
満面の笑みを浮かべながらこっちに手を振りつつ、猛スピードで走ってくる。
奴はあきらかにこっちの存在に気付いているし、祖父さんと目も合いっぱなし。
ちょっとの間、あっけに取られて呆然と眺めていたけど、
なんだか凄くヤバイことになりそうな気がして、急いで窓枠を離れてハンモックの中に逃げ込んだ。
布団をかぶって、「うわーどうしようどうしよう、なんだよあれ!!」って怯えていたら、
ズダダダダダダッって屋上への階段を上る音が。明らかに祖父さんを探してる。
「凄いやばいことになっちゃったよ、どうしよう、まじで、なんだよあれ」って心の中でつぶやきながら、
声を潜めて物音を立てないように、部屋の真ん中で肌着(武器)を両手で握って構えてた。
しばらくしたら、今度は階段をズダダダッって下りる音。
もう、バカになりそうなくらいガタガタ震えていたら、
ドアをダンダンダンダン!!って叩いてくる。
「ウッ、ンーッ!ウッ、ンーッ!」って感じで、奴のうめき声も聴こえる。
心臓が一瞬とまって、物凄い勢い脈打ち始めた。
さらにガクガク震えながら息を潜めていると、
数十秒くらいでノックもうめき声止んで、元の静かな状態に……。
それでも当然、緊張が解けるわけがなく、日が昇るまで肌着を構えて硬直していた。
あいつはいったい何者だったんだ。
それからもう夜中に双眼鏡は覗いてないらしい。

 

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