では、書き込もうかな。
最初に言っとくけど実害とかそういうのは無い心底びびっただけの話。
では、書き込もうかな。
最初に言っとくけど実害とかそういうのは無い心底びびっただけの話。
分けて出すよ。
年か前に友達と年末に北陸に旅行行ったときのこと.
その年は雪が少なかった。二泊三日の予定で行ったんだよ。
1日目は駅から少し離れた湯治宿も兼ねてる宿に泊まった。
安かったけど蟹も結構たくさん用意されてて友達は喜んでた。
自分はあまり蟹は好きじゃなかった。宿は結構良いところだった。
で、次の日にある場所に観光に行ったんだ。駅から最寄の駅まで電車。
で、そこから歩いて有名な海の断崖絶壁のある場所に行ったんだけど、結構遠かったな。
ちゃんと調べておけばよかったと後で思ったよ。そこでの出来事。
歩道とかがない車道の県道を歩いていったんだ。
その時は地図とかも持たずに場所だけ確認していったわけ。昼2時過ぎだったかな?
途中、港の防波堤で荒れる海の近くまで行って大きな波に襲われかけて
本当びびったけどとても面白かった。友達とそこは自殺の名所だからなにか見れるんじゃないかとか話してた。
そんなこんなでその崖の近くまで着いた。歩く道は車道で左右は林っていうか雑木林て感じ。
二人で話し込みながら歩いてると、俺だけ気づいたんだけど近道みたいなのが横に見えた。
まぁ普通に歩いてたら気づくんだけど、その時は友達はこっちを見ながら話してたから気づかなかったみたい
歩行者が車道から逸れて林を抜けて近道できる感じ。でも俺も正直話に夢中で見落としてたの。あと少しで
気づかずに通り過ぎていくところだった。で何で気づいたかっていうとね。動く人影に気づいたんだ。
その人はすぐに曲がって見えなくなったから俺しか見ていない。(今人が通ったよな?)そう思って
友達にこっちから行けるんじゃないか?て言ってその道に行ったわけよ。
少し林を抜ける道を通りながら、友達によく気づいたなって言われて今人が通ったからって言ったんだ。
で、林を抜けたら予想通り海。視界に広がる海。横を見れば有名な断崖絶壁。に繋がる遊歩道。
視界をさえぎるものは無かった。・・・・。あたりには誰もいない。見えなかった。
強烈な違和感。あれ、今通ったひとは?いない?見渡してもいないの。
ほんの10〜20M先にいた人が。見失うような距離じゃない。
見渡せるような場所にでたので見えなくなるわけが無い。嫌な汗がでた。
黙る自分。視線の合う友達。「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」
事態を察した自分たちは逃げたよ。そりゃもう声上げながら走って逃げた。
というか自分より先に走って逃げ出した友達。「ちょっ、待って待って!先行くなや!」
追いかけたよ。二人してその場から200Mくらい全速力で逃げた。
「え?お前誰か見たんやろ!?誰もおらんやんけ!」びびる友達。
「いやいやいや、絶対だれか居ったって!」あせる自分。二人で騒いでた。
自分が見た人はなんだったのか?どこに行ったのか?最後まで分からなかった。
と言ってもそれ以降は何も無かったよ。本当に何も。それだけの体験。霊障も何も。
気のせいじゃない?て言われたらそれまでかもしれないけど多分本当に見た。
だってその人帽子かぶってたし。野球帽みたいなキャップ帽。
なんていうのかな。人影っていうか妙に質感みたいなのあった。確かに歩いてたよおっちゃんが。