書き込むのは初めてなので、何か失礼なことをしてしまっていたらすみません。
怖い話というか、実体験なのであんまり怖くないんですが…。私が、人魂、いわゆる火の玉を見た話を。
小学生の時、仲のいい友人たちとこっそり遅くまで学校に残って喋ったり黒板に落書きしたりして遊んでた時期がありました。
下校時間を過ぎると先生が見回りをしていて、見つかると早く帰るように注意されるので、靴箱の外履きを隠して内履きを置いて靴下で歩きアリバイ工作したり、
見回りの先生の目をかいくぐったりするのも楽しかったですww
ちなみに、東北の日照時間が短いところなので、夕方は割と暗いです。
その日も夕方遅くの時間、校舎の電気が消され、みんなで暗闇の中見回りの先生から逃げ回っていました。
誰かが「見回りの先生かも!」と呟き、みんなサッと物陰に隠れ頭だけ出して様子をうかがいます。
見回りの先生はある程度暗くなると懐中電灯を持って歩くので、その光を察知したら隠れる、というのはいつもやっていたのです。
で、柱の陰から4人ほどで真っ暗な廊下を覗きこんでみると、なるほどたしかに、廊下の突き当たりにある体育館の前辺りで丸い小さな光が見えます。
しかし…なんだか様子がおかしいのです。長くなったので一回切ります。
>>160続き
「ねえ、光が二つあるよ」見回りの先生はいつも一人なので、二人分の懐中電灯の光があるということにまず違和感がありました。
懐中電灯二刀流というのも考えにくいですし。みんなでふざけて「○○(先生のあだ名)の眼鏡が光ってんじゃないのw」とか言っていたんですが、更によく見てみると、二つの光はそれぞれランダムなふよふよとした動きをしています。
いよいよ、光が先生の持つ懐中電灯であることすら怪しくなってきました。バラバラな動きをしているので眼鏡説も通らなくなりましたw
「あれおかしくない?」と小声でささやき合います。二つの光は近づいてくることもなく、ずっと体育館の前で漂い続けていました…。
その場にいた全員が同時に見ていたので、見間違いなどではありません。
創作ではないので、その時後ろから肩を掴まれたとか、耳元で恐ろしい言葉を囁かれた、という展開はありませんでしたが、実はオチがあります。
それを見たのは、ある1人の男子生徒と、校長先生が亡くなってからすぐのことだったのです。
男子生徒は交通事故、その少しあとにご病気で校長先生が。怖くもありましたが、まだ学校に思いが残ってるのかな…と、なんだか悲しくもなったのでした。
人魂を見たのは後にも先にもそれっきりですが、ほんとにあるんだなーととてもびっくりしました。他にも見たことがある方っていらっしゃるものなんでしょうか…。長くなって申し訳ないです。おわり。