怖い話

【不気味な話】夢で見たのと同じ電柱

855: 本当にあった怖い名無し 2006/01/20(金) 22:22:53 ID:sV3/cZeH0

去年の夏の終わりくらい、もう9月だったかな?

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深夜1時頃だったと思うんだけど、静岡県の太平洋沿いを走る
国道150号線を帰宅するためにひたすら走っていた。

東西に走る道路を何も考えずに走っていたら、さすがに少し眠気が
襲ってきたので途中コンビニでコーヒーとガムを購入して、
カーステレオに合わせて歌ったりしながら騙し騙し運転して
いたんだけど、道中半ばで居眠りの危険を感じて少しだけ睡眠を
摂ることにした。海沿いの田舎道なのが幸いして、すぐに安全に
仮眠できそうな路地を見つけて停車し、少しだけ窓を開けてシートを
倒した。

すぐに眠りに落ち、そして夢を見て目を覚ました。
その間10分くらいだったと思う。
夢の内容は、車を止めた場所のすぐ左前方にある電柱の影から
男の人がこっちを見ている。
その顔には生気が無くて、ご丁寧なことに心霊特番に出てくる
幽霊みたく寒色系のライトが下から当たっている。
オレは以前から車内泊をすると悪夢を見る傾向があったので、
目を覚ましてすぐにまたか・・・と思い、少しだけ残っていたコーヒーを
飲み干すと気を取り直し再び寝た。
そしてまた同じ夢で目を覚ました。

 

 

856: 本当にあった怖い名無し 2006/01/20(金) 22:23:37 ID:sV3/cZeH0

時計を見ると今度は1時間ほど寝ていたらしい。空も薄っすらとだが
白み始めていた。
ある程度眠気もとれたし、また悪い夢を見るのも嫌なので3度寝は
しないで車のエンジンを掛けて、ライトを点けた。
ライトに照らされ浮かび上がった電柱は、夢で見たそれと同じだった。
無論その影に幽霊風味な男はいなかったのだが、思いがけない
別のものがそこにあった。まだ男が立っていたほうが
驚かなかったかもしれない。

その電柱の根元には大量の枯れた花束やコーヒーの缶、途中で
火の消えた線香が置かれ、電柱がまるで墓標のように見えた。

オレはすぐに車を反転させると、大声で
「お化けなんてないよ!お化けなんてウソさ!」と
歌いながら家路を急いだ。
おわり。

 

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