昔、ホームステイ先の家の隣がほんとでかい墓場だった
最初はとんでもないとこに来ちゃったと思ったけど、
土地もでかいからか日本の墓場と違って
墓と墓の間隔が結構あって一定間隔に石碑?が立ってて
ごちゃごちゃしてないって言うか
何て言ったらいいか分からないけど、
日本的なさも幽霊が出そうという雰囲気はなく
とても明るいセメタリーで夜になっても怖いという雰囲気ではなかった
だけど何の気なしに自分の部屋の窓の前で写真撮った時に
窓の向こうに白いモヤみたいなのが写って
当時の友達(霊が見えるとか言ってた)に聞いたら
「隣がセメタリーなんだから当たり前だ」と言われた
私は霊感なんて全くなく、セメタリーの前述した雰囲気もあった所為か
怖いと言うより心霊写真を撮った事自体にテンションが上がってしまい、
捨てればいいのにその写真を凄いものを取ってしまったw感覚で
何故か捨てられなかった
そしたらたまに写真を見返すと必ずモヤの形が
「ん?何か動いてない?」になり
だがモヤという曖昧な形だからそんな風に思うんだろうとさして
気にしてなかったんだが
モヤが完全に人間をかたどった時点でこのモヤ動いとる!!と
初めてゾッとして写真を捨てた事があった
モヤの形は最終的に両手を上げて(丁度こんな感じ 手→l_○_l←手)
窓にへばりついて部屋の中を覗いている人の形になっていた
結局三年間その部屋に住んだけど、友達は来る度
家に何人も居ると言ってた