奇妙な話

【奇妙な話】山登りですれ違った登山者

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2003年5月 2泊3日で、友人と黒部ダム近郊に山登りとキャンプに行ってきました。
これはその時の不思議なできごとを書きつずったものです。

114: 本当にあった怖い名無し  ID:

2003年5月 2泊3日で、友人と黒部ダム近郊に山登りとキャンプに行ってきました。
これはその時の不思議なできごとを書きつずったものです。
 
標高を上げるにつれ、雪と風が強くなり、5月といえどもここが北アルプスであることを体で感じていた。
頂上に着く直前、女性1人男性2人の登山者にあった。半そでを着てアイゼンを着けて下ってきた。
「もうひとがんばりでつくよ、手前に小屋があるから」
あんなかっこうでよく寒くないものだ。
(風の強さはよりかかっても倒れないくらい)
 
そうか小屋で十分に温まったのか(それにしてもナぁ~)などと推察してました。
少し歩いて、小屋に着いた。
がしかし、   やっていない。
 
裏も表も大きな木の板と5寸くぎで入り口と窓は堅く閉ざされている。
なぜ開いてもいない小屋のことをまあとにかく頂上をめざし登って行った。
神社をお参りして周りを散策した。
頂上からはガスで視界は悪くなにも見えませんでした。
 
そうこうしているうち風がさっきよりいっそう強く、ガスも濃くなってきた。
顔の感覚もなくなり、気のせいか周りも暗くなってきた。
時計はまだ2時になったばかりなのに。
 
ふ 不安だ、下山をする前に友人と雨具をつけて出発、そして慎重に岩場を下ってさきほどの登山者とすれちがったあたりだろうか、俺の気持ちの中で気になりだしていることがあった。
すれ違ったの登山者の服装と、もう1つ・・・

 

117: 本当にあった怖い名無し  ID:

それは、すぐ真後ろにだれかがいる。
(友は少し離れてついて来ているのに)
 
何者だかはわからないがはっきりとした音が聞こえる、そして気配がする。
ガシャ、ガシャ、と音をさせて、だれかがついて来る。
まちがいなくアイゼンを履き岩場を通過する時のあの音だ。
周りは誰もいない、誰もアイゼンなんて履いてはいないのに。
 
おそるおそる振り向いて見るが、霧が濃くて友の姿も見えない、そしてその瞬間、あの音もぴたりと止まる。
もちろん、自分が履いていたというオチでもない。
 
いくらか平坦そうな場所が視界に入ったので、小さな岩影に身を寄せて友が来るのを少し待った。
ほんの一瞬、霧が晴れた。
あたりを見回すとそこには、遭難された方々のレリーフがあった。
まさかそういうことなのか、鈍感な俺でも一瞬でさとった。
俺は心の中でなくなった方々の御冥福を祈ると同時に、必ず生きて帰ることを誓った。
 
もう1度、友人に聞いて見たのだが、「すれ違った登山者なんかいなかったヨ。幻覚でないの?」
て言われました。
~ん~ (。・><・。) でも、確かに会話までしているのに・・・

 

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