153: 本当にあった怖い名無し ID:
大分前のことになるが悪友のRとTと俺の三人で飲んでて、
ノリで近場の山中にある廃墟に肝試しにいくことになった
廃墟といっても普通の民家でこんな山の中に誰が住んでたのか
そちらの方が気になるくらいのごく普通の家だった
ドアも窓も壊された廃墟に入り込むのは簡単で懐中電灯片手に
建物の中を一通り見て周り、外に出てタバコを一服
俺「なあ、そういえばここって女の子の幽霊が出るって話だよな」
R「ああ、昔この建物に連れ込まれて殺された女の子が出るっていう噂だ」
「・・・・・の」
俺「おい、今何か聞こえなかったか?」
R「あ?何が?」
俺「何か聞こえたんだけど」
R「気のせいだろ」
二人で顔を見合わせた
俺「なあ、Tは何か聞いたか?」
T「違うって」
俺「え?」
T「違うって言ってるんだよ」
俺「違うって何が?」
T「だから違うんだよ!」
俺「だから、何が違うんだよ!」
T「その女の子はここで殺されたんじゃないって言ってるんだよ!」
R「おいおい、何言ってるんだよT」
T「だって、お前が「ここに連れ込まれて殺された」って言った時に
「違うの違うの」って声がしただろ!!
ここで殺されたんじゃないんだよ!」
速攻でその場を後にしました