138: 本当にあった怖い名無し 2015/11/30(月) 15:39:19.43 et
北海道の某地にて
その日は快晴で星が綺麗だったので、彼女と夜の11時頃にドライブに出かけた。
市街地から少し離れた電灯も何も無い山中の峠に差し掛かったところで
真夏なのに突然10メートル先が見えないくらい濃い霧が立ち込めてきた。
周りは畑しかないド田舎だし、こんな時間に対向車も来ないだろうと思って
まぁ落ち着いて徐行運転していたんだが、何故か車内が強烈に線香臭くなってきた。
急に鳥肌も立って気味が悪くなった俺は彼女に向かって
俺「なんか線香臭くないか?」と聞いてみた。
彼女「焼畑じゃない?」
俺「え、焼畑?」
彼女「うん、これは絶対に焼畑の匂い!焼畑農業だよ!」
二人「・・・・」
そんなわけあるかと思っていたら急に霧が晴れて線香の匂いも完全に消えた。
街の明かりが見えてきたところで、彼女が
「実はものすごく線香臭かったけど、それを認めたらまずい思った。怖かった。」
と涙目で言っていてちょっと萌えた。焼畑てw
後日その峠が開拓時代にできた囚人道路として出ることで有名な場所だったと知ってスレタイ。
ちなみに俺もこの彼女も全くの0感。
ちなみに彼女は元彼女。あっさり振られた。