39: 本当にあった怖い名無し 2015/07/24(金) 20:23:14.25 ID:fkEVakQY0.net
友人の話
湖の傍にあるキャンプ場で、キャンプファイヤーを楽しんでいた時のことだ。
歓談中に尿意を覚え、トイレへと出かけた。
すっきりして帰ってくると、自分の座っていた場所に誰かが腰を下ろしていた。
自分だった。
自分と同じ姿をした背中が、皆の話を楽しそうに聞いている。
立ち竦んでいると、仲間の一人が異変に気がついた。
スコップを手に取り、座っている何かに向かい、灰を一掬いして投げ付ける。
パッと姿が消えた。
誰もそこには座っていない。
他の仲間は一瞬驚いたが、「あぁ、またか」といった顔で話を再開した。
呆然とする彼に、灰を投げた者が説明してくれた。
そこのキャンプ場では、こういったことが結構な頻度で起こるのだという。
経験した仲間も結構いるが、特に何もないから気にするなと言われたそうだ。