コレも10年以上前の話。
ちょうどブラックバスブームで、釣りにハマってた頃
友達が新車を買ったから、それで釣りにいこうって、誘ってきたんだ。
確かインプレッサのWRX。
スポーツカーも流行ってたからw
おおー!すげー!なんて、いって、納車5日目くらいだったはず
某有名心霊スポットが、ブラックバスの絶好の釣り場になってたんだ。
いつもの釣り場とは違うけど、ビックサイズがあがるからそこに行こうってなったんだ。
細い道にはいって、ぐねぐね道を進んでいく。
「おー!やっぱ坂道でも全然関係ないくらいはしるねえw」
「あたりまえやろwWRXやぞw」
なんて会話しながら走っていると
・・・あれ?今明らかにガードレールの外に人いなかった?って思ったんだ。
でも運転してる友達に言うのはアレかな、とおもっていると、友達が
「ねえ、今ガードレールの外に何かたっていなかった?」っていいだしたんだ。
「お前もみた?」なんて話になって、それでもぐねぐね道を進んでいったんだ。
道を進んで行くにつれて、「何か」がいる気配が強くなってきて、ほんと徐行しなけりゃ
曲がれないようなカーブを抜けた先に
いたんだ。それが。道の真ん中に。
「うわっ!うわうあわ」
「マジ!やばい!ひきかえせ!」
でも転回できるような広さはない。
離合も難しいような細い道だった、「バックでさがるしかない!」
って、すごいスピードでバックしはじめる友達
すごいスピードでおっかけている何か。
二人とも後ろをみながらバックしてると
道にいたもののナニかが、ボンネットの上に乗ってるんです。
二人共が。「絶対前見るなよ!絶対みるなよ!」ってお互いに言い聞かせながら
バックでそのまま下山。
もちろん、リアなんてぶつけまくり、新車なのに。。。。
どうにか麓まで降りて、転回して、無事家路についた。
クタクタになって、お互い何もいわず、俺の家に帰って寝た。
次の日、ボディがどうなったか二人で見ることに。
朝起きて、昨日のなんだったんだろうな、とか、新車なのに。。。とかいいながら駐車場に。
「うわー、めちゃくちゃやん」
「新車なのについてねえ。。。修理いくらくらいかかるんやろ」
みたいな会話しながらリア周りを見てた、ボッコボコだった。
「ほんとついてな・・・・」と、いいながらボンネットのほうに回り込む二人。
フロントの窓ガラスを見た瞬間二人とも凍りついた。
フロントガラスに無数の手の後が残っていたんだ。
今までで経験した一番怖い話です。