649: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/11/13(木) 22:05:33.24
去年、私と姉は、両親が体調を崩した為代理で本家の法事に参加する事になった
色々家事や手伝いや準備をして私と姉は夜中に漸く二人で床についた。
私はすぐに爆睡したが姉は寝付かれず、仕事で作っている人形を仕上げる事にした。
洋服の裾に刺繍を加えたくなって持ってきていたらしい。
赤い洋服の裾にバラの刺繍をしていた時、襖の向こうで「入ってよいか?」と女の子の声がした。
姉が「はい」と言い襖を開けると5、6才くらいの女の子が寝間着姿で立っていた
つづく
650: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/11/13(木) 22:06:01.71
姉は本家の子供が来たと思い中に入れて 刺繍を見せた。
寝間着は浴衣みたいな生地でユリの模様の帯をしていた、
女の子はちょっと偉そうに 上から目線で姉に「何しておったのじゃ」と言う為、
内気な姉は「あ、お人形作ってた」と出来上がりを見せた。
女の子は「珍しい人形じゃ、お姫様か?」と聞くので「そうかもね」と会話し、姉は あまりに欲しそうに眺める女の子に
「気に入ったならあげようか」と言うと女の子は 俯きながら 「よいのか?」と少し赤くなり照れながら人形を受け取り
「う…うむ、ありがとう」と言うと何と襖をすり抜けて消えて行った。
寝間着は浴衣みたいな生地でユリの模様の帯をしていた、
女の子はちょっと偉そうに 上から目線で姉に「何しておったのじゃ」と言う為、
内気な姉は「あ、お人形作ってた」と出来上がりを見せた。
女の子は「珍しい人形じゃ、お姫様か?」と聞くので「そうかもね」と会話し、姉は あまりに欲しそうに眺める女の子に
「気に入ったならあげようか」と言うと女の子は 俯きながら 「よいのか?」と少し赤くなり照れながら人形を受け取り
「う…うむ、ありがとう」と言うと何と襖をすり抜けて消えて行った。
651: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/11/13(木) 22:07:02.04
ファッ?!!!となった姉は慌てて襖を開けて廊下を見たがもう女の子はいなかった。
そして本家には6才と12才の子供がいたが二人共に男の子、女の子はいなかった。
廊下で姉は女の子の鼻歌みたいな声を聞いたが内容は聞き取れなかった。
人形はなくなっていたので 本物の女の子が迷い込んだのかも知れないとも思うだけど 私は寝てたので何とも言えない。
↑人形の、というか人形の関わるオカルト話だけど、座敷童?だか幽霊も人形好きなんだなと思い可愛かったので