最寄り駅を酔って寝過ごしてもすぐに折り返せるし
最悪終電だったとしてもタクシー使えば2000円ほど。
その安心感からかたびたび終点まで行ってしまい、
駅員に起こされた事も1度や2度ではない。
『あ~あ、終電でまたやっちゃったよ』
一人ぼやきながら電車を降り、何気なく隣の車両を見ると駅員が、
私と同じように酔い潰れて寝ているサラリーマンを起こしている。
(俺も周りからはあんな風にだらしなく見えてるんだな・・・)
ふと駅員と目があったが、気にすることなく私はホームを後にし、タクシーで帰宅をした。
翌朝
妻の自分を呼ぶ声で目を覚ますと、彼女は青い顔で新聞を指差し
『あなた夕べは何時に帰ってきたの!?』と聞いてくる。
私は妻の問いかけに首をかしげながら新聞を受け取り、彼女が指差していた
記事の見出しを見て愕然とした!
昨夜未明、○○線のぼり最終電車の車内点検を行っていた駅員が男性の変死体を発見した。
被害者の身元は・・・(中略)
尚、未だ容疑者は特定されていないが、事件発生推定時刻に駅員に酷似した身なりの人間が、
死体発見車両から立ち去る姿がホームの防犯カメラに映っており、事件と何らかの関係が
あるとして、その行方を追っている。
また、その時刻死体発見車両も含め、付近の車両から立ち去る複数の人間もカメラに収められており、何らかの目撃情報が得られるのではないかと見ており、駅での目撃情報提供の呼びかけ、
および近隣住民へのローラー調査を行う予定。
ま、まさか
自分が見たあの時の光景が!?ほんの一瞬何気なく見た光景であった。
ふと駅員と目があったような・・・。 やけに鋭い眼光・・・。
これは警察に届けなければ!
ピンポーン (こんな時に誰だよ)
『は~い、どちら様ですか?』 インターホン越しに応対する妻の声。
『あなた~!警察の方が事情を聞きに回ってるみたいで、あなたのお話聞きたいって~』
(お~!ちょうどよかった!)
私は警察に行く手間が省けたと思いながら、妻が応対しているインターホンのモニターに目をやった。
すると、そこには昨夜見た鋭い眼光が、モニター越しにこちらを睨んでいた・・・。 END
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