87: 本当にあった怖い名無し 2009/09/24(木) 14:38:39 ID:F+Llxd8k0
東京駅と高尾駅の間を往復する中央線は、利用者が多くとても混雑する路線であり、しょっちゅう
いわゆる「人身事故」で止まります。私はその運転をこの半年しているものですが、同僚の間で
様々に噂をされている幽霊を見たことは、1ヶ月前まではありませんでした。
いわゆる「人身事故」で止まります。私はその運転をこの半年しているものですが、同僚の間で
様々に噂をされている幽霊を見たことは、1ヶ月前まではありませんでした。
引用元: ・死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?229
しかし1ヶ月ほど前から、立川まであと少しのとある駅の下りホーム手前に、毎晩いるんです。
赤黒い色のワンピースを着ていて、眺めの髪に少しウェーブがかかったような感じの若い女性で、
最初はいつも線路脇からうつむいて線路を眺めていました。
最初に見たときは急ブレーキをかけましたが、すぐにすっと消えてしまいました。ものすごく驚いて
なぜかしびれた指先を眺めながら、しばらく呆然としていましたが、すぐに我に返り、遅延に対する
いくつかの処置をしながら駅へ電車を入れました。その後も、夜間にその駅に侵入するときには必ずその人がおり、電車が近づくと消えてしまうと
いうのを繰り返していました。ただ、一昨日の夜は、近づいても消えず、彼女は線路に向かって歩いてきたのです。どうすることも
できず、私はそのままその幽霊を轢きました。
赤黒い色のワンピースを着ていて、眺めの髪に少しウェーブがかかったような感じの若い女性で、
最初はいつも線路脇からうつむいて線路を眺めていました。
最初に見たときは急ブレーキをかけましたが、すぐにすっと消えてしまいました。ものすごく驚いて
なぜかしびれた指先を眺めながら、しばらく呆然としていましたが、すぐに我に返り、遅延に対する
いくつかの処置をしながら駅へ電車を入れました。その後も、夜間にその駅に侵入するときには必ずその人がおり、電車が近づくと消えてしまうと
いうのを繰り返していました。ただ、一昨日の夜は、近づいても消えず、彼女は線路に向かって歩いてきたのです。どうすることも
できず、私はそのままその幽霊を轢きました。
そして、昨晩彼女は、線路上から初めて、こちらを見上げました。電車の下に消えていきながら
かすかに笑ったように見えたその顔は、目のあたりがぼうっと暗くなっていて、そこには何も
見えませんでした。
今日の休みが終われば、明日はまた勤務します。私は明後日の朝を迎えることができるのか、
よく分かりません。乗客の皆さんを巻き込むような事故だけは起こさないようにと思っています。