出張で群馬県の某ホテルに宿泊していますが、
このホテルは小さな結婚式場がついてまして
意外とこぎれいなホテルです。
昨晩の2時頃、睡眠中に女の人の声に起こされ
思わず「はい!」と返事をして起きました。
真っ暗の部屋の中でテレビの横に女の人が立ってまして、
顔はよく見えないのですが女の人だなというのは理解できました。
その女の人は話を聞いて欲しいといってまして、
その声は少し離れたとこにいるにも関わらず
耳元でささやかれているようでした。
私は少しねぼけていた事もあって返事をしないでいると
勝手に話しかけてきました。
少し曖昧ですが以下のような会話でした。
私は過去に気のせいかなと思える程度の心霊体験しか無いのですが
基本びびりでは無くけっこう普通に会話しました。
女 「私はここの結婚式場で結婚してすごく幸せだったの」
俺 「そうなんや。で、なに?」
女 「でも結婚してから旦那のDVがすごくて自殺してしまったの」
俺 「ふーん、でも自殺はあかんよな」
女 「あなたは、その旦那に似てるの」
俺 「いや、にてても別人やし」
女 「私、人生で一番幸せだったこの結婚式場が好きでここにいるの」
俺 「そうなんや、でもはやく成仏せなあかんで」
女 「成仏したいんだけど、葬式の時に母親が自殺を悲しみすぎて
ろうそくの火を消してしまったの」
俺 「ろうそくの火が消えたらなんなん?」
女 「ろうそく番知らないの?」
俺 「知りませんけど」
女 「世の中には成仏したい人がたくさんいて、
ろうそくの火が消えると自分の席をとられちゃうの」
俺 「そうなんや、うそやろ?」
女 「だから家族がいくらお祈りしても私には届かないの」
俺 「ふーん」
女 「私の名前はしのざきといいます、この○○市に家族は住んでます・・・
俺 「いやいや、無理やで俺は無理、お祈りとかせんし、探さんし、坊主に頼み」
女 「・・・だよねー」
といって消えていきました。
だよねー・・・さすが関東人と思いました。
でもろうそく番とかしらんし、夢にしてはリアルだし 本当の霊体験?
本当はもう少しなんやろうそくはライトでは効果が無いとか聞きましたが
よく覚えてません。
ただ、すごく残念そうに「だよねー」と言われたので少し笑いました。
今日も同じ部屋に泊まってますので もし現れたら質問してやろうと思ってます
でも私は自分の遺言状に必ずろうそくの炎は消さないようにと書くつもりです
そこはすこしびびりました。