当時関西の宮廷理系で、俺と他にA,Bの3人で関西の心霊スポットに
行った時の話だ。
Aが車を持っていて、山中の某拠点に向かった。
ちなみに山道では、走り屋がたむろっててバックミラーにライトが光った次の瞬間に
気づけばもう追い抜かれてるという環境だった。
心霊スポットは初めてだったが、20歳にもなってということもあり
Aの誘いについて行った。Bはただ楽しければいいって感じ。
目的地まで車では直接行けず、途中まで車で向かい
草が生い茂る地点で車を降り、そこから徒歩で向かった。
目的地は集団自殺があったという廃病院。
車を降りた時点ですでに24時を回っていて、あまりの漆黒に
車から降りるのさえためらった記憶がある。
が、Aがどんどん進むのでついていく。
Bは、俺のあとをついてきてA,俺,Bの順番で歩く
暗闇の中を5分ほどで、目的の廃病院につく。
廃病院についたものの、入り口がない。
正面は冷たいコンクリートで固められている。
もうそれだけでも帰りたかったが、Aが他に出入り口がないか探す。
暗闇から、Aが帰ってくる。正反対に地下への入り口を見つけたと。
正直行きたくなかったが、ここまで来てという気持ちもありその裏口へ。
暗闇のそのまた闇を見るために、裏口にある入り口らしき
これまたコンクリートを動かす。
地下への階段があった。
A,俺,Bの順番で階段を下りるが、致命傷が発覚、
だれもライトをもっていない。
が、Aがジッポで光をともす。
薄暗い、帰りたい。
とはいえ、揺らめく微光でも中に入ればまったく問題ない。
トイレをはじめとして、なにかありそうな部屋を
その光だけで見てすすむ3人。
結局突きあたりまできた。最後の部屋。
最後の部屋。何もない。
…そこで、Aのジッポの光が突然消える。
叫びたくなるが、なんとかこらえる。
A「悪い、オイルが切れたみたいやわ」
ジッポは、基本的にオイルが切れるまで燃焼する。
逆にオイルがなくなると当然、切れてしまう。
すぐに持っていたライターの光をつける俺。
よかった。
が…
俺の持っているライターの炎が、ライターの出火口から
噴水の様に落ちる。
ぽた、ぽた、ぽた。
すかさずBもライターをつけるが同じ現象。
こんな現象は、当時も、そして今まで過ごした15年の間でもみたことがない。
炎が落ちる??
そこで宮廷理系の頭ですよ。
空気の密度や、酸素濃度色々とこじつけた挙句
「閉まり切っていた建物の奥の空気濃度の問題」
ということにしてさっさと出ました。
だって怖いもの。Aは笑ってて、Bは半分ひきつってました。
建物から出て、相変わらずA,俺,Bの順番で走るように車に向かう。
…
ようやく車に乗り込み、急発進。
もう2度と来たくない、それが俺とBの感想。
ようやく走り屋がいる山道へ。光を見るとほっとする。
Aの提案で、この山の山中にある観光スポット(カップルオンリー)へ行くことに。
30分ほどして着いた安心の場所、人がたくさんいる。
カップルを冷やかしに外に出て、何気なくAを見ると
いつものように、ジッポでたばこを吸っている。。。
ジッポ、オイルなくなったんだよね?
オイル切れ以外ジッポ消えないよね?
駄文すみませんでした。