472: 本当にあった怖い名無し
たいした話じゃないけど
姉が体験した話
姉、昔は夜のお仕事のホステスさんで独り暮らしだったんだけど
仕事は夕方から深夜3時くらいに終わって4時に帰宅ってサイクル
んで、ある日いつも通り独りコツコツと誰も居ない夜道を歩いて帰る訳よ
そしたら、ヒール音がどうも二重に聞こえる
変だなー?と思いつつそのまま歩くけどやっぱり二重に聞こえる
両サイドの塀に音が反射してんのかとも思ったけど
いつも反射なんてしないし
何かヒールの音が若干違うし少しリズムも違う気がする
一旦足を止めて後ろ振り向いても誰もいない
足音も一緒に止まる
変なのって思いながら前に向き直ったら
自分の僅か1メートルも無い目の前に
セミロングヘアで赤いスーツとタイトスカートはいた女性が後ろ向きに立ってたらしい
あまりにびっくりして固まってると
まるでアニメとか見てるみたいに頭からすうっと消えていき最後に足まで完全に消えたらしい
我に返ってウワアアアッて走ってパニックになってたから
うっかり女性が立ってた付近を走り抜けた
その地点で何かにズルズルって通り抜ける気持ち悪い感触まであったらしく
その後しばらく姉は自宅には帰らず実家から仕事通ってた。