私が二十歳になる頃に体験した、ガクブル体験です。
ちょうどそれは夏の蒸し暑い夜、男4人集まって
ドライブにでも出かけようじゃないか!とう話になりました。
若い男が4人(運転手、友人A、友人B、私)集まって
夏にすることといえば「肝試し」しか
ありません、よね?
そこで東京出身者のアドバイスを聞き、ある程度名の知れた
心霊スポットの、○王子城跡、霊園などをまわることに…
最初は内心かなりビビっていたのですが(実は霊を感じ
やすい体質なので)、友人と一緒ということもあり、
テンションをあげて頑張っていました。実際、現地に着くと
空気は重いし、服を引っ張られるしで、気が気でなかったの
ですが、友人達も感じるような目立った霊障はなく、無事に
スポット巡りは終了しました。
友人達は口々に
友人A「全然怖くないじゃ~ん!」
運転手「あの社の近くで女の声がしてなかった?」
友人B「そんなのしてないよ!怖いっていっても噂だけだな。」
等々、好き勝手言いながら帰り道を楽しく過ごしていましたが…
問題はここからでした。
運転手「さっきから、後ろの車がずっとつけてきてるんだけど」
友人A「そういえば、そうだね。あの車ずっといるね」
友人B「スピード落として確かめてみようよ」
となり、スピードを落として先に行かせようとしました…
しかし、先に行くどころか相手もスピードを落としたのです!
そして更に、私たちの車の中を確かめるかのように、
ゆっくり、ゆっくり近づいてくるのです!
びびった私たちは(その筋の人ではないかと思って)
友人B「振りきるしかない!」
の言葉と共にスピードをあげ、逃げ切りの体制に入ったその時!
後ろの車がパッシングしてきたのです…
もうどうしょうもない。男が4人いれば何とかなるだろう、と思った
私たちは、路肩に車を止め車外に出て行きました。
すると、後ろの車からも、中年の男女(多分夫婦)が出てきたのです。
正直私たちは拍子抜けをしました。パッシングするぐらいだから
とてつもなく怖いおにーさんが出てくると思っていましたので。
出てきた中年男性はいきなり、
中年「君達!若いからって何してもいいわけじゃないろう!
なんて事をしてるんだ!」
私「??(何言ってんだこいつ)」
中年「そんなことして死んじゃったらどうするんだ!」
私「よ、よく話がわからないんですけど」
中年「とぼけるな!車の上に女の子を乗せてたじゃないか!」
私「え!?」
中年「女の子になんてことさせるんだよ!」
私「そんなのいないですよ、だいたい女の子自体いないですもん、
なんなら確かめて下さいよ!」
私たちは、中年男性と共に車を見に行きました…
そこで見たのは、車の屋根にある、泥と土のついた手形・足型。
帰り道は時速30キロぐらいで運転してました…が、家に着くまで、
何度も、何度も、車外からドンドン!と何者かに叩かれていました…
みんな無言。
翌日、友人はお払いに行ったみたいです。
長い上にあまり怖くない話で申し訳ないです。私たちは怖かったです。
呼んでくれてありが㌧。 (つω`)